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区民農園1年目を振り返る~春夏編~

2020年3月に区民農園を借りて1年。初めての家庭菜園を振り返る。

いちご

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初めて植えた野菜で、初めて収穫できた野菜。時期的に四季なりイチゴを育てたくて、サントリーフラワーズの「らくなりイチゴ」2株と「ドルチェベリー」4株の計6株を購入。1m x 1.5mの区画で栽培。

植え付けまでは問題無かったのだが、その後追肥しすぎてしまいドルチェベリーを1株枯らしてしまう。さらにもう1株は葉が茂り花が咲かない「葉ぼけ」になってしまった。結局ちゃんと栽培できたのは4株。イチゴは肥料に敏感なので控えめが良いということを学んだ。

栽培初期で失敗したものの残ったイチゴはしっかり実をつけ、秋に撤去するまでに74個収穫ができた。害虫被害があったのと夏場に放置していたのがあったので、もう少しちゃんと管理すれば4株で100個以上は収穫できただろう。

「らくなりイチゴ」は形が良く大きい実がつきやすかったが味が甘くない実が多かった。「ドルチェベリー」は実なりが良い上に甘い実が多くついた。ドルチェベリー最高。

みょうが

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1m x 1.5mの区画で2列植えで栽培。島忠で適当に買った苗で品種は不明。3月中旬に植えて芽が出るまで1カ月近くかかったため、当初は失敗したかと思った。

1年目は収穫が期待できないとNHKのテキストに書いてあり収穫は諦めていたが、9月中旬、たまたま隣の畝を整理していた時にみょうがを発見。その後2週間に渡ってぼこぼこと生えてきて、最終的に20個収穫できた。10月に入ると収穫がぱたっと止みそのまま12月には地上部の草が枯れ果てた。2年目の収穫に期待がかかる。

大玉トマト

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初心者はミニトマトが良いらしいが、せっかく畑で育てるならと大玉トマトに挑戦。「ホーム桃太郎」の苗 x 4株をネットで注文。ゴールデンウィーク中に植え付け。元肥の化成肥料が多すぎたらしく2株は窒素過多の症状が出てしまう。残りの2株は順調に育ったが、トマトがたくさんつき始めると支柱が重さに耐えきれなくなり倒壊。支柱に前後方向の補強をいれなかったのがまずかった。結局ちゃんと栽培できたのは1株だけ。

トマトは花をつけるまでは早かったが、収穫できるまで熟すのに時間がかかり7月に入りようやく収穫が始まった。8月に枯れるまで41個収穫。長梅雨の影響も大きくほとんど実割れしていたが、味はスーパーのトマトより断然おいしかった。水分過多だと味が落ちそうだが不思議。

周りの畑はほとんどミニトマト栽培。やはり大玉トマトをキレイに作るのは難しいのだろう。今年は支柱立てを強化する予定。

ナス

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トマトと一緒にネットで購入。長ナスの「築陽」2株と「庄屋大長ナス」1株。ゴールデンウィークに植え付け。6月に第一果を収穫。

とにかく収穫量がすごい。築陽は6月後半頃から大量に実り始めた。庄屋大長ナスは最初の収穫が遅かったものの、7月入ってからどんどん実が着き始めた。8月まで週2回ペースで収穫が続き近所におすそ分けしないと消化できない状況が続いた。

が、8月前後の更新剪定が遅くなってしまい秋ナスが絶望的に。というのは8月に入っても実つきが衰えずタイミングが掴めなかったためで、8月中旬に急に枯れ始めたので急いで更新剪定したが間に合わず。結局、庄屋大長ナスが若干ぶり返すことができたが10月後半に1つだけ実をつけて終わった。67個収穫。

築陽も庄屋大長ナスもそれなりに美味しかったが、秋ナスは実がトロトロで味も濃くとんでもなく美味しかった。今年は絶対に秋ナス収穫を目指す。

ピーマン

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これもトマト同様にネット購入。「京みどり」2株。ゴールデンウィークに植え付け。5月中には1番果が取れ6月には大きな実がポコポコと着き始め期待が高かったが、その後は小さい実しかならず葉だけが生い茂る状態となった。今思えば窒素過多だったのだろう。10月末でも全く枯れる気配が無かったが、冬野菜を植えるため撤去。

小さい実も入れれば88個収穫したが、本来の収穫サイズはほとんど取れなかったため失敗に近い。味は最初の頃は美味しかったが、後半はイマイチ。

さつまいも

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これもネット購入。「紅はるか」10本。ゴールデンウィークに植えつけ。植え付け後の定着がうまくいかず、1本枯らしてしまう。植え付け前に茎を1日水につけてから植えると良かったらしい。

長梅雨の影響もあり、ものすごい葉が茂って隣の区画に侵入してしまい、何度も蔓返しをしたが3日後に見に行くと元の状態に戻っている。管理が大変だったのを覚えている。今考えたら伸びすぎた蔓は切ってしまえばよかった。

で、結局は蔓ボケしていて小さな芋しか取れなかった。周りの畑も不作だった様子。そもそも区民農園の畑自体が肥料濃度が高い気がする。

植え付け後155日目の10月初旬に収穫。9本生育して収穫できたのはたった8個。一番簡単なはずのサツマイモで失敗するとは思わずがっくりした。一緒に収穫に来た幼い息子は、サツマイモよりも土いじりを楽しんでいた。1カ月以上追熟させたが繊維質が多くあまり美味しくなかった。

メロン

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やっぱりネット購入。「プリンスメロン」1株。ゴールデンウィークに植え付け。栽培初期はぐんぐん大きくなり、すぐに雄花も咲いて期待が大きかったが、6月に入ると雨が増えすぐにうどん粉病にかかる。

病気にかかった葉を除いて防除しようとしたが日に日に被害が拡大していくため諦めて初めての農薬を使用。「GFワイドヒッター顆粒水和剤」を水に溶かして散布。が、時すでに遅し。基本的に農薬は予防のものが多く、数少ない治療薬も完全に病気になった状態では治せない。

ということで手の打ちようも無く6月で終了。収穫0。メロンは加湿に弱いようで、露地栽培では最初から農薬使う覚悟で育てないと厳しいと思った。

スイカ

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これもネット購入。小玉スイカの「赤こだま」1株。ゴールデンウィークに植え付け。場所が狭いので行燈仕立てでの栽培。植え付けてから順調に育ち、隣でうどん粉病にかかるメロンの被害を全く受けず1カ月でかなり大きく育った。不思議。

6月に雌花が咲き受粉開始、雨の影響で何度か失敗するも5個は成功。鳥獣の被害も受けることなく7月下旬に5個収穫できた。味は普通においしかった。整枝、受粉、収穫タイミングなど管理が大変で1株からの収穫量も少なく、スイカのお値段が高い理由がよく分かった。

きゅうり

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トマト2株が窒素過多で失敗したため、その穴埋めとして急遽追加。サントリーフラワーズの「夏ふうみ」2株を植え付け。7月下旬。

初期は順調に育ち1カ月後には収穫が始まった。が、9月中旬に青枯病にかかり終了。収穫量はたった10個。

「夏ふうみ」はきゅうり特有の香りと味が濃くスーパーのきゅうりより断然うまい。もう少し収穫したかった。

秋冬編に続く

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