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英国の衝撃的な家庭環境の悪実態

140,000 children live in households where there is high-risk domestic abuse
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140,000人の子どもが、家庭内暴力のリスクが高い家庭で暮らしています"
50,000 to more than 2 million children are affected by parental mental ill-health
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50,000人から200万人以上の子どもたちが、親の精神疾患の影響を受けています"
250,000 to 978,000 children have a parent who misuses drugs
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250,000人から978,000人の子どもが、薬物を乱用する親を持っています"
920,000 to 3.5 million children in England are affected by parental alcohol problems 
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92万人から350万人の子どもが親のアルコール問題に悩まされています"

SafeLives (2015), Getting it right first time: policy report. Bristol: SafeLives & NSPCC (2014) How safe are our children?

イギリスの保育士資格を取るために、コースを受けているのですが、今日の課題の内容が衝撃的だったのでここに記載しようと思います。

今日のコース内容は"Toxic trio"
日本語にすると有毒有害な3つの要素、と言った感じでしょうか。

・家庭内暴力と虐待
・親のメンタルヘルス
・親の薬物の乱用 

研究によると、子供が生活する環境は、子供の福祉と発達にとって非常に重要。「有毒なトリオ」という用語は、家庭内暴力、精神疾患、薬物乱用の問題を説明するために使用されてきましたが、これらは子供や大人に害を及ぼす家族の共通の特徴として特定されています。

有毒なトリオは、家族への危害のリスクの増加の指標であり、IPV(対人暴力)およびAFV(成人の家庭内暴力)の重要な要因です。この分野の研究は、小児期の有害な経験(ACE)の研究を通じて、これらの親の危険因子と成人期の子供の転帰への影響との間に大きな重複があることを示しました。

5歳以下の人口を調べると、2020年で3,700,000人。最初に引用した統計の"children"の対象年齢は定かではありませんが、だいたい相対的に見てですがこんなに多くの家庭こどもが問題を抱えている家庭で育てられているのかと驚きました。

話は少しずれますが、最近どこでも大麻の臭いがするようになりました。あまり外を出歩かないのでもしかしたら、今に始まったことではないのかもしれませんが…駅、保育園の前、スーパーの前、ビーチ、子供が通ううスイミングの周辺…いずれも日中で、こんな小さな町で堂々と…そして今このコースを勉強して、あの匂いに晒されている子供たちがもしかしたら100万人程いるのかと知り、悲しい気持ちになりました。

貧しい若者が薬物売買の仲介役になることも問題視されていて、それもこのコースで学びました。

すべては赤ちゃんや子供を悪環境から守るために私たち保育士は訓練されています。なんでも違和感を感じたら報告する義務があります。その手順も毎度確認させられます。

日々イギリスの治安はよくないと思っています。子供を守るために、どこの部分が改善されたら良いのか…考えさせられる日々です。

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