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今の本当の気持ち

2022年8月15日。午後10時04分。
ふと、こんな未来を想像してしまった。

 "やることやって早く死にたい。"

別に病んでるわけじゃない。
…いや、病んでいるのかもしれない。
恋は時に人を脆くするものだ。



彼がクラスメイトの話、とりわけ
女のクラスメイトの話をしている時、
私の頭には靄がかかり始める。

彼の話題になっているのが
羨ましいわけじゃない。

私とはまったく違う生き方、
あえて悪い言葉を選ぶなら、私が善の場合、
悪の生き方をしている彼女たちが
私の妬み嫉みを湧き上がらせる。



なぜ人は
クズな生き方に憧れてしまうのだろうか
悪者をかっこいいと感じてしまうのだろうか



三人兄弟の中で唯一、女の性として生まれ、
過保護だと思うほど箱入りで育てられた私。

そんな私にとって、混沌な夜の世界は
汚くも、ひたすらに輝いて見えた。

悲劇のヒロイン気取りをするならば、
私は籠の中の鳥であったとでも言おうか。

だからこそ外の世界に憧れたし、
その世界に馴染み、快楽のままに生き、
楽しむ彼らが時に羨ましかった。




私は染まらない。強く生きるんだ。




そんな気持ちも持ち合わせているし、
捨てたつもりはない。常に板挟みだ。

だから苦しむ。
その羨むもう1つの世界を間接的にでも
見せびらかされる度に。



いつからだろうか。
私は周りと比較する人間じゃなかった。

いや、正確には比較していたが、
ものとも思っていなかった。

今はどうだろうか。

街中、SNS、漫画の中の世界……

あらゆる世界線に登場する
女性たちを見ただけでも勝手に想像し、
羨み、自分を拒む。




本当はわかってる。
いつからこんなふうに思い始めたかなんて。


恋愛は人を変える。良くも悪くも。
私は……



幸せだよ。ほんとに幸せだと思ったさ。
でも、最近はそれよりも醜い考えばかりが
頭をよぎってしまう。


何も考えたくない。

彼とは話したいけど、
今の状態では話したくない。

素直に「好き」と言えない。
愛情表現が喉に詰まって出てこない。


もしこれが、
自分を強くさせる試練であるならば、
この約1ヶ月半、耐え抜いてやろう。

とりあえず耐え抜くよ。話はそれから。

耐え抜いた末に、
まだ今日のような靄があるのならば……


私は死ぬために生きよう。

30歳まで稼いだら、
仕事を辞め、
3年遊んで、

それで何も希望が見つからなかったら、
刻一刻と迫る死を待ち望みながら
好きに生きるのもありだろう。

面白いじゃないか。
私が羨んでた "スリル" だよ。


2022-08-15

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