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【まちカドまぞく】のウェディングは美しく濃縮された【宵加減テトラゴン】の塊。最強のカップリング、その真髄がここにある

ねえいまは もうすこし
そっとそっとその花を見せて

宵加減テトラゴン/コーロまちカド

神は光あれと言われた。
すると桃とシャミ子のウェディングドレスがあった。

今すぐ伝えたい。
この力。それがどれだけ大事な宝物かを。

ああ、まちカドのブーケトス。


【まちカドまぞく】アニメ5周年に際して様々なキャンペーンが発表された。

やはり特筆すべきは桃とシャミ子のWハッピーサマーウェディングである。
俺の、俺達の戦いはここにある。ここにしかない。

何よりもその意匠、原作者描き下ろしという強さを噛みしめるばかりである。
当然、そうなれば原作者作詞の楽曲とのリンクもあるのが【まちカドまぞく】の強いところだ。

その曲とは私が愛して止まない【宵加減テトラゴン】に他ならない。

桃が薔薇を持ち、シャミ子が花束を持っている。
これこそが神の曲【宵加減テトラゴン】のフレーズを踏襲した事象である。原作者作詞という力はこういった形においても真価を発揮する。

砂に薔薇 星に愛
花束ほらまちカド

宵加減テトラゴン/コーロまちカド

なればこの部分を真っ先に想起するのはまぞくのオタクとして正しき在り方である。
前述した【宵加減テトラゴン】の記事にて本曲は世界的名作【星の王子様】をオマージュしていることを話した。今回もここに話が繋がっていく。

【砂に薔薇】のフレーズの通り、薔薇を持っている桃を「砂」に見立てるができる。

「砂」とは「砂漠」のことである。
【星の王子様】における「砂漠」とは美しいものである。砂漠はどこかに井戸を隠しているから。

どこかに井戸があるから、砂漠でも水を飲めるかもしれないという希望を持てる。すると、砂漠の全てが輝いて見える。
ここにはどこにも井戸がない、と思い砂漠を見たらそこにあるのは砂だけ。希望はない。

どこかに井戸があるから、砂の中に輝くものが生まれる。
「大切なことは目に見えない」とはこういうことである。

これは千代田桃においても全く同じことが言える。
彼女の心には砂漠のように果てしない闇がある。だがその中には確実に光が存在している。
普段は見せないだけで笑顔だってちゃんとある。
それを知っている。だから桃は美しいのだ。かわいくこんなにも愛しい。

そんな桃が薔薇を持っている。そしてシャミ子が花束を持っている。
守りたいまちカドであるシャミ子が花束を持っている。これは【街角に花束】そのままである。そこに結婚式特有の要素であるブーケトスなどもかかっていることが見て取れる。

桃のドレスの内側が宇宙となっているのも星をイメージしていることが伺える。

【宵加減テトラゴン】に生きるものとしてこれ以上のものはないと胸を張って言える。


本題に入ろう。

このイラスト、バックボーンについてだ。
これをただの一枚絵とだけ見て終わらせることは容易い。だがそんなものに俺達の戦いは宿らない。
まぞく最強のカップリングとはここに神威を宿す。

これはなんの状況だ?
結婚式だな、その通りだ。
誰と、誰の?

決まっている。
""と""のだな。
世界の真理とはここにある。
戦わなければ男は負け犬にすらなれやしない。いつだって俺達は魂を救う戦いを続けなければならない。

きらら作品におかずも中々ウェディング衣装というガチ恋勢にとってプレシャスな供給を貰える機会というものは少ない。
そんな中で【まちカドまぞく】ほどのビッグコンテンツにその機会が訪れたこと、星に感謝を。

いつぞやのバースデードレスのようなドレスではない。ガチのウェディングドレスであることは耐え難い至福と呼ぶ他ない。

やはり真っ先に目に付く場所と言えばくそでかヒールだ。

あのクソダサマウンテン千代田桃がこんなにもくそでかいおしゃれヒールを履きこなしている。その事実は脳を焼く。
ハイヒールを履くのは純粋な筋肉だけで解決できる話ではない。これが何を意味しているか。
即ち、ヒールを履き慣れるようになった。ということだ。場数を踏んでいる、と言っても良い。

オシャのなんたるかも分からなそうなあの桃がこんなくそでかヒールですました顔をしている。その事実には原動力となった存在の大きさを感じざるを得ない。嬉しい限りである。

それから左手の控えめにドレスを持ち上げている仕草。

顔面はSSS級お嬢様だからもっと堂々とすれば良いのにと思う。
しかし、そうしていないという事実には必ず裏付けが付き従う。
そう、自信のなさだ。この控えめな裾の持ち上げ方、これは自身にそういった所作が似合わないであろうと思っている。という事実の裏付け足り得る。
ダンプを止められるほどの手でも、自信のなさに勝つことはできない。

あまりにも可愛すぎる。溢れる涙を止めることが叶わない。

シャミ子がそこそこがっつり裾を持ち上げている。だからこそ、自分はシャミ子ほどはと思いこの控えめぶりなのだ。
圧巻の愛おしさである。千代田桃、お前はどこまで可愛くなる。

それからこのでかリボン。

くそでかリボンと言うほどでかくはない。だがでかい。こんなでかリボンは美少女にしか似合わない。結局のところ人はでかリボンに生まれでかリボンに還る。
全体的に肌色の多いビジュアルだから見逃してしまいがちな部分だ。だがこういったオシャポインツに宿る彼女の想いを無下にするわけにはいかない。

そう、さっき少し話したがシャミ子と比べて流石に肌色が多いな。
靴下もなくアームカバーも短い。その短いアームカバーはなんだ。食うぞ。
絶唱生き恥ウェディングドレスに比べたらむしろ隠れている方だがきららアニメと考えたら派手なドレスだねとなる。嬉しいよ、俺は。

ウェディング桃は本当に可愛い。やはりガチ恋勢が求める救済の形、一つのゴールとしてはウェディングドレスだからだ。

しかし俺は元々救われていた。
なぜならば【まちカドまぞく】は元来とてもガチ恋に優しい作品だから。

人間を人間足らしめるものとは欲である。
一つ幸せを手にするたびにもう一つ幸せを求めてしまう。

だから、【まちカドまぞく】において再度救われたことを本当に嬉しい。この歓びを生きることと言うのだろう。

無論クラファンも応募する。
ガチ恋本命択はこれだ。

俺は見せかけを求めない。
いつだって本質だけを掴んでいる。

何度でも言おう。
"千代田桃だけが俺のまちカドで見つけた大事な宝物である"と。
これからもその光、力を歓びと共に追い続けよう。

だからさ、桃。
今だけはもうすこし。
─────その花を見せて

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