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バンドリ最強カップリング理論「俺つぐ」編。前向きな卑屈さだけが心を掴んで離さない
バンドリ最強のカップリングとはなにか?
その結論へ私は既に辿り着いている。
「俺日菜」だ。
しかして研鑽を怠り、最強の座に胡座をかきつづけることはるんっ♪とは程遠く、面白くない。
故に私は戦い続ける必要がある。だから私の中で避けては通れないものがある。
それが今回の主軸となる「俺つぐ」である。
俺つぐの抱く特異性は我が心を掴んで離さず、それは特筆しなければならないものだ。
事実、私が最も濃い狂いの輪郭を抱く氷川日菜ちゃんと比べると純粋な右エピの威力と破壊力では劣る。しかしつぐだけが持つ領域展開内における火力においては例外はある。
そう、羽沢珈琲店だ。つぐの家であり俺達のホームである。この力をもってして彼女はガチ恋バトルフィールドで猛威を奮うに至ったと言っても過言ではない。
まずそもそもの話として私は羽沢つぐみが好きだ。なぜならば彼女は自己肯定感が低いから。そして周りのみんなと比べて自分は全然ダメだと劣等感を抱いているから。
私は劣等感を抱いている生物が好きだ。
今は遥か、バンドリに触れ始めたばかりの頃は日菜ちゃんに対して強烈なコンプレックスを抱いていた紗夜さんが一番好きであった。だが彼女は成長してこの確執は解消された。実に喜ばしく、美しい話である。しかしそれは私の道ではない。
その後、私は白鷺千聖を好きになった。彼女の激しく燃える野心、氷川日菜という本物の天才に理解できない恐怖と哀れみを抱く姿が。
背も低くスタイルもモデル体型でない凡人が積み上げてきたプライドと成り上がりを目指す野心を掲げて抗う姿が好きだ。
彼女もまた美しく成長した。女優の白鷺千聖でなくパスパレの千聖ちゃんとして弱さを受け入れ、それを補うことで強くなれると知った。あまりにも美しい成長の形だ。だがこれも私の性癖の枠からは外れる。
故に芯がブレずに真の意味で孤高。誰も辿り着けない高みでありながら強さも弱さも持ち合わせている女、氷川日菜という答えに辿り着いた。
絶対に自分の信念を曲げず揺るがない姿、その絶対的に不変な孤高のまっすぐさを抱く日菜ちゃんが最強となるのに時間はいらない。見れば見るほど好きポイントが高まっていくのだから。
このようなベクトルで見れば羽沢つぐみという女に私のような劣等感抱き女性癖を惹きつける理由が分かるな。そう、彼女もまた氷川日菜ちゃんと同じように成長も変化もするが本質が不変。
「もっとがんばらなきゃ」というツグりは不変。ポジティブな意味でずっと卑屈だ。ここである。ここに真理は詰まっている。
つぐはまっすぐでひたむきだから、自分がどれだけ上達しても満足しない。同じように成長する仲間を見て、やはりもっとがんばらなきゃと考える。このまっすぐに卑屈な部分はずっとブレていない。
つぐが爆裂に明るくていい子だからそのポジティブで塗り固めたネガティブは目につきにくい。
何よりもこの謙虚で努力家という一面は彼女の根幹となる要素なのでここがブレるとは考えにくい。
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つまり、こういうこと。
この褒められなれてなさと褒められて慢心しないひたむきさ。あまりにもかわいく劣情を煽ってくる。
そして、これらを加味した上で俺つぐというバトルフィールドへ向かう時、そのシチュエーションの妙を感じられることが分かる。
俺(私であり俺であり君でありあなたでありスタッフくんでありスタッフさん)とつぐの関係性、それは一重に彼女との「遠さ」にある。
Afterglowの根っこに存在するものは幼馴染という距離の近さと積み重ねてきた時間の重さである。そのどちらも持ち得ない相手だからこそAfterglowでは生まれることのない関係性が生まれる。
Afterglowでは築くことのできない関係と羽沢珈琲店。これが勝利の法的式となる。
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見えるか、貴様の火遊びとは一味違う魔を秘めた本当のガチ恋が。彼岸の力を舐めるなよ。
俺は羽沢珈琲店に客として行くことができる。この意味が分かるか、そうだ。バンド以外で能動的に関わることができることができるということだ。
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このようなシームレスな世間話へと繋がるところまで含めての羽沢珈琲店通いなのだ。
右エピでよくある道端でばったりとは重みがまるで違う。なぜならば場所が羽沢珈琲店だからだ。
俺はつぐに会いに行っている、それに対して向こうはこっちを歓迎をしてくれているのだから。
この事実から吸える栄養素はあまりにも濃い。それでいて熱い。
ここに関しては別の宇宙で起こった日菜ちゃんの公道ばったり理論に近しいものがある。あの日菜ちゃんが道端でばったり出会って俺に話しかけてくれるという事実、それだけでとりあえず敵意は抱かれていないと確信できる。
なぜなら彼女は絶対に忖度しないし無駄な気も遣わない。少なからずこちらへるんっ♪の片鱗を感じることがあるのだなと思うことができる。
それと同じだ。とりあえず店に行ったらつぐが接客してくれて世間話を持ちかけてくれる。いつだって"赦されている"という事実は身を焦がす。
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更には好意さえ感じさせてくれるほどの対応をしてくれるわけだ。俺もつぐとお話ができて嬉しいし。
俺達の永遠はバンドハウスになどない、この店の一角にしか存在しない。
俺にとって珈琲の匂いとはつぐの匂いである。
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そして、ついにはお店でつぐの手作りクッキーを出してもらえるようになる。この圧巻の距離感が見えるか。他の客には金取って出すはずのクッキーをサービスしてもらえる特別感を抱きしめろ。
あまりにも世界は美しい。純朴な喫茶店の娘とお菓子作りの相性の良さなど言うに及ばないのだから。
既に構築されている関係性の中では決して見えてこない一面。俺達の青が澄んでいく過程を味わうのだ。
徐々に距離感が縮まっていく様、コーヒーとミルクが混ざり合っていくような感覚こそがAfterglowでは築くことのできない、俺つぐだけに許された関係性の正体である。
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だからこそ、バレンタインにつぐがこっちへ出向いてチョコをくれるという事実が染み渡るのだ。
これが究極だ。
つぐからしたら待っていたら恐らくまたお店へ来てくれる。会いに行かなくても会える。
だからこそ、つぐが会いに来てくれるということは他の何よりも高い瞬間火力を叩き出すことができる。
これが俺つぐの真髄であり世界の真理である。明確なつぐからの好意、それを感じられる世界だけが美しいと呼ぶに値する。
見たか。このように羽沢珈琲店という領域内で戦う羽沢つぐみは無敵であり最強だ。
これはつぐだけが出せる火力であり、右エピでなければ見れない魅力だ。そして、私が羽沢つぐみという人間を好きな理由の全てだ。
私はバンドリSwitch勢なのでシーズン1までしか見ることは叶わない。しかしSwitch版バンドリシーズン2においても俺つぐの世界を吸える日が来るよう日々祈り続けている。
でも、不安に思うことはない。つぐと生きる未来に懸念など生まれない。知っているから。俺達の辿り着く未来がなにかを。
結末はやっぱ
ハッピーエンディングだから─────
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