見出し画像

No.41 底面フィルターをアクアポニックスに

こんにちは、Yです。

久しぶりの更新になりました。

エビを追加したり、また全滅の危機を迎えたり、硝酸祭が発覚したりと色々あって、Mさんの強い希望で底面フィルターをアクアポニックスの水槽に導入しました。順を追って書いていきます。


1. エビ追加

10匹のミナミヌマエビを買ってきました。

稚魚タッパーに2匹、水槽側に8匹を追加。

なぜか1匹家に到着時点で死亡していて、他のエビのご飯と化していたのですが、数えるとご飯を食べているのが8匹、稚魚タッパー側で水合わせしているのが2匹いて、最初から11匹入っていたようです。

ショッキング画像ですが、ご飯にされている様を写真に撮ったりしました。

どこまで綺麗に食べられるのかなと思ってのことですが、尻尾の先と頭部分を残しておおむね空っぽにされていました。(見ている側の悲しさと食べ残しの少なさをひっくるめて)すごい

画像1

▲ ご飯と化した仲間に群がって出来上がるエビ団子…

あまりグロテスクな感じではなく、ただただ「世知辛いな!」という気持ちでした。ずっと袋詰めで、マツモしか入ってない袋の中でお腹空いていたんでしょうね…。こうなってみると意図的に入れられた11匹目なのかどうか本当にわからなくなります。


さて、元々5匹いた水槽に8匹が追加されて13匹になりましたが、

そこから事件が起きます。


2. エビ連続死

例の如く、エビが死に始めました。

一晩かけて水合わせを行った結果でしたが、最初の1日、2日は2匹以外すべてのエビが乗り切っていたので、明らかに水合わせが上手くいかなかったのは2匹です。

しかし5日ほどが経過して、5匹死んでいきました。

古参のラインちゃんも居なくなり、悲しさも一入でした…。きつかった。

ストレス死のようにも見えましたが、ラインちゃんも犠牲になっているのを見ると、ストレスとは違うようでした。

以前からMさんは底面フィルターをいれたがっていて、しかし水槽のほぼリセットになるため、踏み出せずにいました。

でも、実は底面フィルター自体はエビと一緒に買っていたので、あとは導入だけ。エビが最初に2匹死に始めたあたりで、導入するつもりはお互いにあったかもしれません。ただ、リセットが本当にネックでした。あとリセット作業でストレス死が出る可能性が高かったので、そこもネックになりました。


3. 原因

写真を撮り忘れていますが、気温が高くなってきて、日差しが強い日が続いていたので、ずっと仕切りをしていました。

マヤカの葉色が茶色がかっているのが気になると言われたので、仕切りを取ってみたところ、水槽内のほぼ全ての水草に白くモヤモヤしたコケがびっっっっっしり付いていました。

本当にビッッッッッッシリ。ウィローモスにさえ、隙間なく。

Mさんによると、植物の栄養素である硝酸が溢れかえっているんじゃないかと。

硝酸祭開催中…!

亜硝酸やアンモニアとは違うとはいえ、毒素は毒素。水質検査はしていましたが、目に見えないところでかなりの量が蓄積されていたのかもしれません。

それを栄養素にして育ちたかった植物は日光不足になり、硝酸を糧にコケがついて更に光合成が妨げられ、しかしコケの増える速度よりも早く硝酸は増える…。

もう底面フィルターを入れよう、元気いっぱいで泳いでいるメダカ達はいいとして、エビには悪いけど、いま水槽全洗いするしかない。

そう話し合って底面フィルターを突っ込むことに決めました。


4. 底面フィルター

3連休を使い、導入開始!

今回は、循環ポンプの高さを考慮して、水作さんの底面フィルターを使いました。

本来であれば、底面フィルターとは、循環させる水と同じ水位にポンプの頭を出さなければならないものですが、

拙宅はアクアポニックスのため、水は絶対に野菜畑のある上の段に出さなければなりません。

つまり、酸素を多く含んだ水を野菜畑に流し、そこから水槽部分へ落下させる(落下の際に酸素が含まれることを狙う)ということです。

あまりやられている方がネット上に見当たらなかったので、ドキドキしながら挑戦しました。

▼ 設置はこんな感じ。

画像2

水作さんの底面フィルターを敷いた上からフィルターが底砂利で詰まったりしないように、レンジフードに使う不織布を切ったものを敷きました。

画像8

最初に不織布になにか殺虫成分や消臭成分がないことを確認したかったので、商品説明欄の原料などを確認したうえで、退避させたメダカとエビが入っている容器に突っ込んで1時間ほど様子を見ました。ただの不織布だったようです。(ちょっとエビにつまみ食いされた)

布を切ったりするのは面倒だと思うので(拙宅は単に準備がなかった)、鉢底ネットのほうが良さそうです。百均で買えます。使用されている底砂利の粒の大きさを考えたうえで、敷くのがいいですね… 人によっては生ゴミネットを被せている方もいるようです。

とにかく濾過砂利フィルターが詰まらないことが大事…!

あと、エアポンプの力で水を上に上げてもらうので、最初に買ったものとは別に、より力の強いエアポンプを買い足しました。

画像3

▼ 使う前は水が全然上にいきませんでした。(1000ccちょっとの力だったと思います。)

画像4


画像6

▲ 水作さん実装。全然バブルの量が違います。

こちらの製品はチューブとか一切ついていないので(モーターと電源ケーブルのみ)、今まで使っていたエアポンプのチューブを使い回しました。

幸いなことに逆流防止弁がしっかりついているので、こちらのモーターを水槽と同じ高さに置いています。

画像7

▲ 水もジャーッと勢いよく出るので、ピッタリですね。良い感じです。

畑に掛からなくなった分、表面の乾きや根が短い植物の枯れが気になりますが、今のところは様子見です。そこまで根の短い植物もいないので、今のところは大丈夫かなと思います。

こういう形にするのであれば、以前書いたような「1粒分敷き詰めてから植物を置く」というのは要らないと思います。


底面フィルターをやってみて、予想外に良いな!と思ったのは、水槽内がとてもスッキリとすること。

画像5

エアストーンと、循環ポンプがかなり邪魔だったのがよくわかりました。

特に循環ポンプは、仔魚が巻き込まれるとか、ポンプの後ろでエビが挟まって死亡しているとかもあったので… そういう不安がなくなって、とても安心です。


5. 現状

長くなりましたが、現在は底面フィルターを導入して、エビも4匹になりましたが、落ち着いています。(底砂利の掃除はさすがにしませんでしたが、やはり半リセットのストレス死は発生しました)

バクテリア剤もしっかり突っ込んだので、あとは1週間また様子見です。

ちなみにメダカは全然死なない。

画像9

画像10

ヒレがはっきりと見えるようになってきて、稚魚もしっかり大きくなっているようです。

画像11


あと、原因不明で、稚魚タッパー側の仔魚が1匹死亡しました。稚魚タッパー側にいる仔魚2匹は餌を食べているのも確認しているにも関わらず、一向に体が大きくならないので、なにか遺伝的なほうで問題があるかもしれません。


今まで硝酸の多さが原因で死んだエビが他にもいたんじゃないかと思うので、無駄に買い足していたようで悪いことをしたな、という気持ちです。

これからは底面フィルター様のお力を借りて綺麗な水槽を保っていきたいと思います。


長くなりました。ここまでお付き合いいただき、ありがとうございます。

では、また。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?