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新たな性癖に気付いた夜。 前編



何かのきっかけがあり気づく自分の癖

ノーマルの人なんていないのではないか...

 

 

今から6年前のこと。
10歳年上の男性との出会いにより
私は性に目覚めた。 

外でもところ構わず体を触ってきて
私の反応を見て楽しむような人だった。

最初は恥ずかしさから抵抗していたが
だんだん受け入れるようになっていった。
いや、本当は触られることを期待していた…

行為中に殺すような目で見られ
言葉責めを浴びると逆らえなかった。
その視線や声に身体が喜んだ。
背中に受ける男の重みと共に堕ちていった。

会わない日が続いて、半年後に男は結婚した。
もう二度と会うことはなかった。



それから長い月日が経った。
前述の通り、M男は避けてきた。
気持ち悪いとさえ思っていたかもしれない。

彼氏がいない時はそれなりに遊んでいた。
その日も何気なくマッチングアプリを開き
てきとーに右スワイプを繰り返す。
年下のモデル風25歳の男の子とマッチした。


すぐにトークが届く
「高収入、高学歴、イケメンです...」

笑えるほどナルシスト風の文面だったのは覚えている。こんな事送ってくるんだと思いつつ返信をした


「とっても有能ですね」

「下半身も有能です。興味ありますか」

「大好物です」

「それは良かったです」

「腹筋がすきです」

「僕の腹筋を査定してくれませんか」

「いいですよ」

テンポよく会話が進み移動することになった。
かなり様子がおかしい内容なのは自覚していたが
面白いと筋肉を見たい欲求が先行した。


「某アプリからまいです」

「ご査収下さい」
そこには素晴らしい腹筋をした男性が写っていた

「ありがとうございます。濡れました。」

「軽率に濡れるの大好きです」

「写真ほしいです。。。」

「わたしの体ですか?」

「その返しやばい、勃ちました」

彼はすぐ反応するタイプらしい。
その時は会うつもりは全くなく
完全な悪ノリで始まったのだ・・・

入りは軽い会話からだったが、
彼とは会話のテンポが合い
頻繁にやり取りするようになった。
だんだんと垣間見える優しさや気遣い、
考え方や笑いのセンスなど共通点が多く
お互いの人間性にも惹かれ始めていた。
あとから分かったのだが同齢だった。


そして、ある日。
虐められたい願望がある事を打ち明けられる。

エリートでカッコいい彼。
さらにいい腹筋をしている。
女の子にも困ってないし、沼らせてる子もいた。
しかし、Mな姿は誰にも晒せたことがないと言う。

褒められ続けた人生を送ってきたので
誰かに虐められたい、罵られたい気持ちがあると話してくれた。

そんな事言われて驚いた。
M男...不思議と嫌ではなかった。
私にはその姿を晒せそうと言われて
何故だか少し嬉しかった。


会う予定の3日前
「今日から禁欲する」と宣言を受けた。
私は面白がって、彼の出社日に下着写真を送った。
こうやって唐突に写真を送りあっては興奮させ合っていた。

「目の前の先輩にバレちゃうね?」

「会社で大きくして恥ずかしいね」

その頃には私からのトーク通知だけで
下半身を反応させるほどになっていた。


2日目にして彼の興奮状態はピークに達し
突然こんなトークがきた

「わざわざ会社にいる時を狙って写真送るとかドSだよ」

え?わたしってSなの??
そんなはずないじゃんだって、、
自分にSな一面がある事を知った。


結局その夜。
「もう耐えられなくておかしくなりそう」


と言うので、
私はしっかり服を着たまま
慣れない言葉責めをした。

恥ずかしい姿を見られながら
画面の中で彼は果てた。

何とも言えない気持ちになった...

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