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アイスランド旅

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アイスランドの旅日記
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1日目 ターミナル

1日目 ターミナル

今日から日本を離れ、2週間ばかりのんびりと旅をして帰ってくる。その旅程を日記としてつける。

海外旅行は3年前に行ったニュージーランド以来である。しかしながら1人だったあの時とは違い、今回は途中まで心強い味方がいる。その心強い味方は、名をハリソンくんという。アメリカ生まれ日本・イギリス育ちのラグビー男。要するに「英語ペラペラの屈強な男」であり、不安な海外旅行に連れて行きたい人物ランキングがあれば余

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2日目 ゴールデンサークル

2日目 ゴールデンサークル

飛行機を乗り継ぎ乗り継ぎ、ようやくたどり着いた今回の目的地・アイスランド。

人口34万人、大きさは北海道と四国を足したくらい。世界で最も治安がいい国と呼ばれる。

空港に降り立った私を出迎えたのは、凄まじい冷気だった。まぁ、当たり前といえば当たり前なのだけれど。気温自体はマイナス4度くらいだが、なんせ風がものすごく強い。冗談抜きでまともに立っていられないほどの風だった。

空港から首都・レイキャ

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3日目 服を買った

3日目 服を買った

疲労が溜まっており、宣言通り昼過ぎに布団から這い出した。多少なりともの罪悪感がなくもないが、不思議と爽快感の方が強い。惰眠を貪った背徳感かもしれない。

今日はのんびりと市内を散策。

有名なハットルグリムス教会。町のはずれの宿からもずっとてっぺんが見えていたから、意外とデカいんだなと思っていたが、近くまで来て驚いた。想像よりはるかに高く、荘厳で迫力があった。

中は広々としており、嬉しいことに暖

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4日目 滝・氷河

4日目 滝・氷河

朝6時に起きて身支度。朝食にパサついたパンを4枚、プレーンのままで口に放り込んで水で洗い流す。今更だが、この国は水道からミネラルウォーターが出ているため、水道水が飲めるどころかめちゃくちゃ美味い。水がうまいのは何事にも代え難い長所だ。

7時30分に宿を引き払って、重たい荷物を背負ったままマイナス7度の街を歩く。今日は朝から一日掛かりの南部ツアーに出かけるのだ。

集合場所に問題なく到着。容赦なく

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5日目 I ate a shark.(私はサメを食べました)

5日目 I ate a shark.(私はサメを食べました)

少し遅い起床。朝早くから氷点下の世界に飛び込む必要はないので、朝ごはんを食べた後は、少し外が暖かくなるまで洗濯などをしてゴロゴロと過ごす。

海外ではサブスクにある作品が変わる。代表的なのはネトフリでジブリが見られることなどだ。日本の人より海外の人の方がジブリ作品を見やすいのは、なんだかヘンテコだな、と思いつつ、『ゲド戦記』を再生。原作の本は一巻だけ読んだことがあったが、映画の方は未視聴。結構好き

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6日目 Northern Lights

6日目 Northern Lights

昨晩はオーロラ観測ツアーに出かけた。市内からバスに乗り込み、暗い方へ、人のいない方へずんずんと進んでいく。

山奥のひらけた場所でバスが止まった。ここで2時間ほど待って、運が良ければオーロラが見えるらしい。果たして……

1時間待った。オーロラは見えない。指先の感覚が希薄だ。バスに戻って待機する人も多くなった。野外はマイナス10度だ、無理もない。自分も、限界を迎える前に止まり木であるバスに戻って手

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7日目 教会で昼寝、一人

7日目 教会で昼寝、一人

朝7時に起床。今日でこの宿とはお別れだ。若者の集まるホテルで、なんとも賑やかな毎日だった。

ハリソン君の姿が見当たらないな、と思いながらあまり気にせずに荷物を詰めていると、同室のスペイン人に話しかけられた。いわく「どうして君たち日本人はベッドを整えているんだい?」ということらしい。なるほど、すでにチェックアウトを済ませた人のベッドを見ると、掛け布団はぐっちゃりとしたまま、嫌が応にも使用形跡を感じ

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8日目 タラのようなこの心 (すっごい長いです)

8日目 タラのようなこの心 (すっごい長いです)

ブラインドの隙間から差し込む日差しで目を覚ます。中学生くらいまで自室の窓はカーテンではなくブラインドだったので、なんだか懐かしい光景に感じて起きてからも少しのあいだ眺めてしまった。

少しゴロゴロしてから、キッチンへ向かう。朝食付き、と聞いていたのだが、なんの説明もなかったので少々不安だった。いったい、どういった朝食が用意されているのだろうか。

なんと。大量の食材がある。パンに肉、チーズに高いジ

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9日目 クジラのトライアングル

9日目 クジラのトライアングル

朝5時に目を覚ます。8時に宿を発つ必要があり、二度寝を成功させる自信がなかったので、ベッドの上で身体を休めながら起きていることにする。

身支度を済ませて朝食。チョコレートフレークに牛乳をかけて放置。その間にサンドイッチをこさえる。今日はハムがあったので、ハムチーズトーストを作ることにした。

手順は昨日と同じ。熱したハムの上にチェダーチーズをのせて、とろけさせる。バターを塗ってトースターで焼いた

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10日目 ホットに、クールに

10日目 ホットに、クールに

朝8時に起床。この国に来て初の朝寝坊。昨晩は飲み比べと称してビールを2缶飲んだ。それがまわったのだろうか。

朝ごはんを食べに行ったら、肉とチーズが軒並みなくなっていた。なるほど、遅い時間に起きるのは悲しいことだ。

シリアル軸の朝食を作り、パンにバターを塗って食べる。

お弁当だが、ジャムサンドとした。キッチンには他に誰もいなかったので、のびのびと作ることができた。肉が食えない代わり、と考えると

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11日目 Bless!

11日目 Bless!

朝7時に起床。喉にかすかな違和感。昨夜は同室の人間が複数、大イビキをかいており大変賑やかで楽しい晩であった。が、一人が咳き込んでいたことは気にかかっていた。長旅で私自身、免疫が落ちていたのだろう。

キッチンへ。せっかくの早起きだが朝食の肉は諦めて、ジュースとヨーグルトを食べまくる。大好きなコーヒーも控えて、緑黄色野菜をムシャムシャと手で食べた。結局、野菜など調子を整えるものを大量に食べて身体を回

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12日目 鍵をかけられる部屋

12日目 鍵をかけられる部屋

朝8時くらいに起床。

今日でこの国を離れる。ずっと前から決まっていたことで、それに向けて色々を調整してきたのだが、いざその段になるとなんだか名残惜しい。

朝ごはんを食べて、歯を磨いて、服を着替えて荷物を詰め直す。もはやルーティンとなった行動も、今日で最後である。

残ったりんごジュースを飲みながら、この後の予定について調べていたら、空港に向かうバスの時間が近づいていた。最後に教会を眺めてからこ

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最終日 ロンドンと忘れ物

最終日 ロンドンと忘れ物

朝の8時に起床し、空港に荷物を預けてロンドン市内を歩き回った。

ロンドンは車のクラクションがひっきりなしに聞こえてくる街だった。人も多く、空気も汚い。喉が詰まりタンが溜まった。ロクに観光をできた気はしないが、もう行きたくはないな、と思わされた。

ヘトヘトになって空港に戻る。飛行機の搭乗券を発行するべく、カウンターでチェックイン。

と、「ワクチンの接種証明を見せてください」と言われる。行きは必

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