決心

私はこの部活が好きだ。この部活に救われてきたし、救われている。だから私にしかできないことがしたい。それがなにかはまだ明確には分からないし、今後も分かるのかも不明瞭だ。
ピッチに立つことが許されるのはたった11人。マネージャーはおろか、監督もベンチのメンバーも立つことは出来ない。表現できるのはその11人だけなのだ。だから歯がゆい思いをすることもある。
でもその歯がゆさを彼らに伝えるのはとても自分勝手な気がする。私はマネージャーでしかない。
彼らは彼らなりの意思があって、そのプレーを選んだ。
こっちの歯がゆさは俯瞰して見た時の歯がゆさであって、彼ら自身がピッチでリアルに感じた時に選んだプレーはきっと彼らの最善策であったはずだ。
監督や選手がそれを伝えるのは当たり前だし、それを伝えることで成長することもある。
ただ私はマネージャー。私が伝えたところで、もしかしたらみんなはマネージャーでしかないくせになんて思うかな、みんなやさしいから思わないかな

新チームの初の対外試合、監督に意識の差について話を頂いた。その通りだった。私はそのときこのチームが好きだから甘やかしている部分があると思った。それは愛じゃない、甘えだ。チームへの甘えだけじゃなくて、自分自身への甘えでもあった。みんなに嫌われたくないから強いことを言えない、曖昧なことしか言えない。ここから私は決心した。

本当の意味で愛そう。甘えは許されないし、許さない。強くなろう。

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