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どうしても消せなかったこと-20231028

久々にこの日記を動かしている。
表向きに出していたアカウントは以前消してしまったのだけど、他に良いプラットフォームが生まれるわけでもなく渋々ここに舞い戻ったというわけだ。

2020年までは輝ける毎日を記していたのだけれど、いつの間にかどうにもならない気持ちを吐き出す痰壺となってしまった。このアカウントごと消そうかとも思ったのだけど、昔の日記を数日かけて読み返していたらどうしようもなく良くて。キラキラしながらイキイキとイキリ散らかしているのもちょっと良くて、そのまま残すことにした。割といいことも書き留めてあって普通に全部読んだ。
流石にこれは出せないなというものを全部下書きに戻して自分が読み返すためのものにすることにした。ドロドロだけど忘れちゃいけない気持ちな気がして。

私は日常にちょっとためになるTipsも共有できないし、人生が変わる何かを文章に書ける人間でもなくて。ビジネスのマインドを語るほど仕事人間でもない。
だからこうやってしたためるとしたら毎日の記録と感情の整理しかできない。
本当になんでもない日記だけ。私のために私が記す場所が必要だった。
物理的なノートに書く日記よりも、同じトーンで淡々と語るテキストで半分オープンな状態がちょうどいいってこともある。そんな気持ちで再開してみた。
毎日めっちゃ忙しいのでそんなことしてる暇があるのか謎だけど。

前の私だったらなんの躊躇いもなく別のアカウントを作ってこっちは消していただろうけど、様々なことを経験した数年で”蓄積”の大切さを学んだ。
残すことで生まれる財産もある。それを教えてもらった。

本当にこの2年半、色々あったなあ。
思い出して夢だったらよかったのにということもたくさんあるけど、今までの私にはないぐらいのスピードでちょっとずつ回復しています。周りにいてくれるみんなのおかげです。
これは私が今まで築いたものなんだ、と胸を張っていられます。自惚れかもしれないけれど、前の自分ならそんなふうにすら思えなかったから。
私に手を差し伸べてくれた人がたくさんいて、本当に心から幸せだと思いました。
泣きながら夜中に頬張ったおにぎりも、私のことを思って作ってくれたスープも、いいから飲みなと言って出してくれたお酒も、全部本当に嬉しかった。
数十年人間やってて初めて心の底から孤独じゃないんだって思えた気がする。

本当にね、人生いろいろあるよねってもうそれしか言えないな。
一刻も早く普通の生活を送って安心したいです。

海のある街に住んでいてよかった。
今日も夜風をめいっぱい吸い込みながらほろ酔いで歩く。

おしまい。


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