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恥ずかしながら作ったプレイリストを晒す① The Rolling Stones/ミックテイラー期のベスト

あけましておめでとうございます。

昨年勝手ながら続けていたサイケ振り返りシリーズをすっぽかしてなんとなく書きたかったことをつらつらと。

最近になってようやくミックテイラー在籍時のストーンズのアルバムが揃ったので作ったのがこのプレイリストである。70年代のストーンズはやたらベストが乱造されており、そのどれもが選曲に納得がいかなかったり、特にそのベストならではのマニアックなバージョンがある訳でもなかったりと存在意義に疑問を感じていた。(唯一「Sucking In The 70's」はアルバム未収録のB面やシングルサイズのバージョンを収録しているなどマニアは喜ぶ内容にはなっているが...。)

そこで作ったのがミックテイラー在籍時の脂が乗りまくっている頃のストーンズのプレイリスト。その時期の有名曲、シングル曲を中心にミックテイラーの名演が聴ける曲、個人的に好きな曲などを中心に選曲した。

なんかまた①などとシリーズもののような記事名にしているが続くかどうかは不明。なんせ前回よりも自己満足感が強い内容なので...。

選曲内容

01.Brown Sugar

02.Live With Me

03.Rip This Joint

04.Tumbling Dice

05.Dancing With Mr. D

06.Angie

07.Can't You Hear Me Knocking

08.Happy

09.Doo Doo Doo Doo (Heartbreaker)

10.Rocks Off

11.Bitch

12.Time Waits For No One

13.Honky Tonk Women

14.All Down The Line

15.Dead Flower

16.It's Only Rock 'N Roll (But I Like It)

全16曲 トータル時間約1時間8分

解説

個人的には12~14曲程度で納めたかったが、この時期のストーンズは好きな曲だらけで削るのが難しく、結果16曲の選曲となってしまった。

テイラーが初めて参加したシングル「Honky Tonk Women」、アルバムは「Let It Bleed」「Sticky Fingers」「Exile On Main St.」「Goats Head Soup」「It's Only Rock 'N Roll」の5枚を対象として、それぞれ

Let It Bleed:1曲

Sticky Fingers:4曲

Exile On Main St.:5曲

Goats Head Soup:3曲

It's Only Rock 'N Roll:2曲

と、アルバム未収録のシングル曲「Honky Tonk Women」となっている。Let It Bleedはテイラーがギターで参加している曲が「Country Honk」「Live With Me」のみの為、選曲が少ないことを考慮すればそれなりにバランスが良い選曲になっていると思う。

基本的に私はプレイリストを作る際、こだわりとして実際のアルバムのような内容を意識しており、曲順もこういう流れだと気持ちよく聴けるというのを意識している。1曲目はやはりこの時期を象徴する名シングル「Brown Sugar」から。いつ聴いてもテンションが上がる名曲だ。その他この時期にシングルカットされた曲は大体名曲なので選曲し、4.Tumbling Dice6.Angie8.Happy9.Doo Doo Doo Doo13.Honky Tonk Women16.It's Only Rock 'N Rollと、数曲おきに並べている。ベストの最初が比較的古めな曲から始まり、最後が新しめな曲にすると、アーティストの時代を追っているように感じられて好きだ。更に細かいフェチな所でいうと、一番古い楽曲がベストの後半あたりに収録されていると言い表せない良さを感じる。今回でいうと13のHonky Tonk Womenがそのそれ。

テイラーの名演という所での選曲は、7.Can't You Hear Me Knocking12.Time Waits For No One14.All Down The Line15.Dead Flowers。7、12はやはり長尺のギターソロが見どころ。12のアウトロで弾くメロウなギターソロはいつ聴いてもうっとりする。12は長尺のバラード曲というのもあって後半に意図して収録した。14、15ではテイラーお得意のスライドギターのプレイを堪能できる。All Down The Lineのスライドはもはや名フレーズだし、Dead Flowersでは優しくのどかな雰囲気がとても好き。

残りの選曲は完全に私の好みによるもの。特筆するなら恐らくストーンズ史上最も速いナンバー3.Rip This Joint、個人的にこの時期のアルバム1曲目で一番好きな曲5.Dancing With Mr. Dはどうしても入れたかった。特に5は他の1曲目の中では影が薄くなりがちだが怪しげなリフや雰囲気が個人的にとても刺さったので好きな曲である。Rip This Jointはこの時期の編集盤の一つ「Made In The Shade」のラストになったりと普通に人気がある曲だとは思う。

また、こういうプレイリストを作る際のこだわりの一つとしてA面B面的な構成を意識しており、このプレイリストも1~8をA面、9~16をB面に見立てて構成している。なのでB面1曲目はDoo Doo Doo Doo。なんとなく1曲目感がある曲にしてある。A面ラストをHappyと、明るめの曲にしているのも意図的なものである。

選曲漏れした曲など

テイラー在籍時のベストという名目のプレイリストではあるが、その時期を包括したベストとしてとらえるのならLet It Bleedからの選曲をもう少し足してもいいかもしれない。入れるとしたら私ならGimme Shelter、Monkey Manあたりか。

また、惜しくも候補になったものの泣く泣く選曲漏れしたのは

Sticky Fingers: Wild Horses

Exile On Main St.: Ventilator Blues、Sweet Virginia

Goats Head Soup: Star Star、Silver Train

It's Only Rock 'N Roll: If You Can't Rock Me、Dance Little Sister、Ain't Too Proud To Beg

大半は私の好みによる選曲だが、特筆するなら唯一作曲クレジットにテイラーが参加しているVentilator Bluesや、唯一アルバム1曲目の中から漏れてしまったIf You Can't Rock Meあたりか。どちらにせよその日の気分でこれらの曲を入れてみても面白いと思う。

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