見出し画像

助産師って知ってますか?③助産院のお産とは

(はじめに
帝王切開の人も産後ケアで助産院に来てください。
帝王切開後のお産は次も基本帝王切開になりますが、妊娠中のより良い過ごし方を知りたい人は産院での健診を受けながらぜひ助産院にも来てください。)

では本文
妊娠から産後まで1人の助産師(またはチーム)が切れ目なく伴走します。
病院では時間になったらスタッフ変わりますよね。誰が私のお産担当してくれるのかしら?と思いますよね。

どこでどう産むかは妊婦さんの持てるチカラで。
自分で産むという意思をしっかり持って。
チカラをどう引き出すか、
妊娠中の過ごし方、食べ物、トラブルの対処の仕方など妊婦健診だって1時間くらいかけます。
エコーもゆっくり見て解説します
(しかし超音波技師の資格がなければコストが取れないのです!)

エコーの機械ってちょっと高いクルマくらいするのを自腹で買ってます。

安産のための体操や骨盤、背骨の整え方も毎回やります。

分娩時に内診はほぼしませんね(見ていたら進行解ります)
会陰切開なし、切れません
(縫合しなくて良いレベルの傷はあります)

でも助産院で産むのってリスク高いでしょ
と思うそこのあなた!

嘱託医、連携医療機関からの指示のもとに決められた薬が使えます。
出血に備えてルートとります(点滴)

異常の兆しがあればすぐに医療機関に搬送します。

使える薬は小規模のクリニックと同程度
酸素吸入もあります。
緊急時の人工呼吸もやります。

病院なら医師の指示を仰ぎますが、その前に搬送します。私の勤務する助産院の院長はこの判断が早い!

実は私、昔は開業助産師を信じていませんでした。
魔女というか、代替療法とかあやしいことやってると思ってました。

現代の助産院は科学的、医学が基本です。
医師だけでなく、助産師でも誤解しているひと多いと思います。それは、過去に自然的志向にこだわるあまりに非科学的なことをしている助産師もいたからです。

0.7%のお産を守るために、
産む人の幸せを守るために
助産院でのお産を、
助産院に関わるひとを増やしたい

大阪の病院や助産師会は「どんどん搬送しなさい」
というそうです。
助産師は早めに判断するチカラをもつこと、
お互いにいい形で産婦さんに寄り添いましょう

ということらしいのです。
もう、これが私には目からウロコでした。

病院に勤務している時、開業医から母体搬送されてくる妊婦さんを受けるたびに
「もっと早く搬送してくれたらいいのに」と思ってました。
クリニックから病院に搬送するときは
「悔しいけど負けだ」
と思っていました。
搬送先の病院のスタッフから冷たい態度を取られることが多いです。

こういう思い込みが救急搬送の判断を鈍らせる(医師であっても)要因の一つだと思います。

クリニックでも助産院で産めるくらいの正常分娩多いです。
たくさんお産のある施設で
辛い時にスタッフに見てもらえなくて
母乳もあまり見てもらえなくて
なんとか指導とか多くて、エステとか、ディナーとか色々あってゆっくり休めなくて
健診も5分とか、いちいち内診台上がって

こんなはずじゃなかった

って
思ってませんか?

🍀私のお世話になっている助産院の院長が開業したい人のために講座を開きます。興味ある方はお問い合わせください。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?