見出し画像

【ポケモンカード】ロストギラティナのあれこれ(s9~sv6)【全文無料】

《はじめに》

ご覧いただきありがとうございます。
シニアリーグでポケモンカードをしているMUZ/ミューズと申します。
ここでは自分のメインデッキであるロストギラティナについての解説をさせていただきます。
一個人としての意見なので、参考程度にしていただければと思います。
それでは本題に移らせていただきます。

《①デッキの特徴》

おそらく一般的なロスギラ

まずロストギラティナ(以下ロスギラ)がどのようなデッキであるかを箇条書きで簡単にまとめたいと思います。

・高打点に即死、0エネ110、ばら撒きにベンチ狙撃と大抵なんでもできるオールラウンダーなデッキと言える。
・ロストギミックを用いる為使いこなすには相当の練度が必要である
・サイド落ち確認、エネルギーの枚数確認が他のデッキより重要になってくる
・明確な不利対面が存在せず、どのデッキにも勝ちうるポテンシャルがある(ぶん回りルギアは知らん)
・ツツジやアンフェアで捲るカウンター寄りのデッキである

以上だと考えます。
正直Tier2にいる理由がわからんくらいに強いと思います。

《②デッキの回し方》

続いてはこのデッキの回し方についてです。1ターンごとに目指すことを中心に書いていきます。

2-1.対戦開始前

このデッキは基本的に先行を取るデッキです。
後攻でも悪くはないし、手札によっては「うわ後手の手札やんけこれwww」となって後攻が欲しくなる場合もありますが、ルギアやパオジアンなどには先行を取らないとほぼ負けなのでじゃんけんに勝ったら迷いなく「先行で」と言いましょう。

2-2.1ターン目

※ここからは基本的に先行前提として書いていきます。

1ターン目にやることは次の2つです。

①サイド落ち確認
②ロストを2〜3枚貯める

[①サイド落ち確認]
確認するカードは、エネルギー、ミラージュゲート、すごいつりざお、ピン刺しポケモンです。
僕は、エネルギー→ミラージュゲートとつりざお→ピン刺しポケモンの順番で確認しています。余裕があったら入れ替え札とギラティナの枚数もサラッとチェックしています。
特にエネルギーの確認は重要です。エネルギーを確認しておくと、盤面と手札にあるエネルギーから逆算して山にあるエネルギーを特定できるのでミラージュゲートが安全に使えます。
次にミラージュゲートとつりざおです。
これらはデッキを回す上で重要すぎるカードなので確認は必須です。エネルギーにも言えることですが、サイド落ちを基にしてロストに送っても問題ないラインを確定させるという事を1ターンにするのはかなり重要です。
最後にピン刺しのポケモンたちです。
ウッウやヤミラミなどがこれにあたります。
こいつらのサイド落ちでプランが変わることも往々にしてあるので、1ターン目には絶対に確認しておきましょう。

[②ロストを2〜3枚貯める]
これはロストデッキなので当たり前の行動ですね。
先行1ターン目はアクロマが使えないので、最低でもロストは2枚貯めたいです。理想は3枚貯めることなのでキュワワーを3体置いてデッキをぶん回していきましょう。

???「せんせー!相手がハバカミスタートだった時はどうするんですかー?」

君のような勘のいいガキは嫌いだよ。

ハバカミスタートされた場合は、キュワワーを置かずにギラティナを2体展開しましょう。そして次のターンにこのギラティナがアビスシークを出来るように準備をしておきましょう。この時にアクロマを引き込めているとベストです。
正直ハバカミはきついですが、ゲロ重というわけではないので、もしハバカミスタートされても焦らずに落ち着いてプレイしましょう。

2-3.2ターン目

2ターン目はロストを7枚まで貯めて攻撃することが目標です。
選択する技はロストインパクトやげっこうしゅりけん、相手の正面によってはおとぼけスピットです。
最低限おとぼけスピット、またはアビスシークを打ちましょう(リザードンは先殴りすると負けるのでアビスシークしましょう)。

2-4.3ターン目以降

3ターン目以降にはロストを10枚貯めてロストマインとスターレクイエムを使えるようにしたいです。
ここからはヤミラミやツツジなどを絡めて勝ちに向けてゲームを進めていきましょう。
そして、そろそろ相手からナンジャモやツツジ、アンフェアスタンプと言った手札干渉が飛んできてもおかしくないので、盤面にエネを貯めたり、強い山を作ったりなどでそれらに備えられているとベストです。

《③使用リストと採用カード解説》

地味に4行目突入してるのがきもい

お次は普段使用しているリストと採用カード解説です。
こちらが普段僕が使用しているリストです。
ここから採用カードを解説していくんですが、このロスギラとかいうデッキはほぼ58枚固定みたいなもんなので、いくつかピックアップして解説させていただきます。

森のくまさん

3-1.ガチグマex

ということで1枚目は森のくまさんことガチグマくんです。以前はテツノイサハexが入っていた枠ですね。環境の変化でリザードンが数を減らしたことや、そもそもイサハがいなくてもなんとかリザに勝てるなどといった理由でくまさんになりました。その関係で草エネの4枚目が超エネの4枚目に変わっています。
このくまさんの使用感はかなり良く、最後の詰めで使ったり、おとぼけやロストマインと合わせて2進化exを取ったりなどとかなり柔軟な立ち回りが出来るようになったと感じています。また、イサハくんと比べてもくまさんの方がどの対面でも使えて腐りづらいのでそれもいいと思います。
ただ反面、イサハくんと違ってくまさんは逃げエネが3なのでスタートした時がかなり重いです。ですがそれを差し置いても現状はくまさんの方が強いと思うので皆さんくまさんを使いましょう。

¥480(ラッシュ通販)

3-2.いれかえカート(4枚目)

2枚目はいれかえカート(4枚目)です。ただ実際カートは当然の採用なのであまり書くことはないのですが、ここで書きたいのは「カート4枚目の採用理由」と言うより、「ポケモンいれかえの不採用理由」です。
簡潔に言ってしまうと、「ポケモンいれかえは甘え」だからです。
いれかえを入れてる人は「ギラティナが縛られた時のケア」と言って採用していると思います。しかし僕は声を大にして言いたい。

「1枚だけだと本当に使うタイミングで引けるわけねェだろうがァァァァ!!!!!!!!!」

これはマジでそうなんです。ケアでピン刺しのポケモンいれかえはだいたい初手に来てはなえらびのために使うか中盤のアクロマでロストします。つまり意味が無いんですね。もちろん有効に使えるタイミングはあるでしょうが、まぁそうそうないでしょう。しかし「入れ替え札は最低4枚は欲しい」となり、カートを4投しました。
ちなみにこれと同じような理由でヒスイのヘビーボールは採用していません。
こんだけボロクソに言いましたが、実際は好みの問題なのでご自身で判断してどちらを採用するか決めてください。
以上が「カート4枚目の採用理由」及び「ポケモンいれかえの不採用理由」です。

なんかすげぇらしい

3-3.すごいつりざお

3枚目はすごいつりざおです。このカードは3枚採用なのですがその理由を解説しようと思います。
このカードは最低2枚あればいいのですがなぜ3枚採用なのか、その理由ははなえらびにあります。
はなえらびでアクロマとつりざおがめくれたらアクロマを取るしかないのですが、この時2枚採用だとその後がかなり地獄になります。
ところがどっこい3枚採用の場合だと「あと2枚あるし1枚くらいええか」という精神的余裕が生まれます。ネ申。
特にロストはこういう究極の2択が常に発生する確率が高いので、重要なカードを多投して1枚くらいロストしても問題ないようにデッキを組むのも重要になってきます。
以上がつりざお3投の理由です。

粉砕玉砕大喝采

3-4.マキシマムベルト

ついに来ました。このデッキのACE SPEC枠です。
今の環境でのロスギラのACE SPECはプライムorアンフェアorベルトになると思います。
その中でこのカードは今1番シェア率の高いドラパルトに強いカードです。ついでにリザードンにも強いです。
これをギラティナVSTARにつけるとロストインパクトが330になってドラパとリザをワンパンできて宇宙に行けます。しかもレクイエムを温存できるのでさらに宇宙です。これには前○社長もびっくり()
はい、すみませんでした。
とまぁだいぶ盛りましたが冗談抜きで宇宙レベルです。
対2進化exで使うのも強いですが、ミラーで最後ガチグマで詰めるタイミングでガチグマにベルトを貼ってやると、こちらが相手のガチグマを一方的に倒せるのでこれまた宇宙です。
そしてこれをギラティナVに貼るとひきさくが210になるので各種ぽにおをVの状態で倒せるようになります。流石ACE SPECだ。めちゃくちゃ強い。
ただその反面、使わない対面ではガチでゴミと化すので貴重なACE SPEC枠を腐りやすいベルトにするのは少しもったいない気もします。そんな時はスイーパーでロストの肥やしになってもらえば良いのですがねぇ...やっぱりもったいない...
とはいえ環境TOPシェアのデッキに強いというのはかなりのアドバンテージです。
ACE SPECは要検討ですね。環境によって移り変わっていくと思います。

お疲れちゃんだぜ!^^👍

3-5.ペパー

来ました。イチ押しカードのペパーです。
ペパー入りのロスギラがシティで結果を残していたのでそんなに驚くものでもないかも知れません。
このカードの強みは、デッキの全てのカードを+1してくれることです。
例えば、ミラゲが必要な時にこのカードを採用しているとミラゲの現物と合わせてミラゲに繋がるカードが5枚になります。つまり山札の当たりが増えるわけです。
他にもスイーパーといらない道具を持ってきて使うとロストが2枚稼げるので擬似アクロマです。
どうですか?ペパー強くね?って思いましたか?
そして採用した1番最初の理由が、「道具をサーチできること」です。マキシマムベルトを採用するにあたって、「サーチ出来たら強くね?」との考えで同時に採用しました。
「ポケギアでアクロマ狙った方が良くね?」と言う意見も分かりますが、ポケギアはノーヒットで虚無になる可能性があるのでそれだったら確実に色々できるペパーの方が強いと僕は思います。

アンチプライマル

3-6.シンオウ神殿

6枚目はシンオウ神殿です。お察しの通りルギア対策のカードです。
レガシーエネルギーの登場で採用がデフォルトになりました。
このカードは貼るタイミングが重要で、タイミングをミスると自分のジェットエネがただの玉になり、自爆して痛い目を見るので気をつけましょう。
じゃあ具体的にいつ貼るのかと言うと、「相手がレガシーエネルギーで殴ってきた返しのターン」と「ルギア側がぶん回った場合にツツジと合わせてギフトエネ付きを倒すターン」です。
他の対面だと、「レクイエムを使いたいが倒したいポケモンにミストエネが付いている」と言う明らかに神殿が必須な状況です。
ルギアをより重く見るならば、神殿を2枚採用にしても良さそうです。

強いけど自分から貼りたくないスタジアム第1位

3-7.ボウルタウン

最後はボウルタウンです。
このカードは友人から勧められて採用したカードです。厳密に言えば、「ツツジは1枚でいいからこれ入れろ」というニュアンスのアドバイスを受け、お試しで採用してみたという形になります。
このカードの役割は「デッキのボールの枚数を増やすこと」と「自分のシンオウ神殿を破壊する手段」の2つです。
1つ目の役割はボールの枚数を増やすことについてです。
このデッキはボールの枚数をかなり絞っているので、デッキのボールの枚数を少しでも増やし、自然と初期手札やアクロマなどで引っかかりやすくなるようにこのカードが採用されています。
2つ目の役割は自分のシンオウ神殿を破壊する手段です。
ルギア対策として採用しているシンオウ神殿ですが、ルギア側の特殊エネを虚無にできる反面、こちらのジェットエネも虚無になってしまいます。この状況が負け筋になることもあるので、スイーパーと合わせて2枚体制で神殿をケアしています。
採用するスタジアムはシナジーが皆無でなければなんでも良いとは思いますが、今回は実質ボールになり自分の展開をサポート出来るボウルタウンを採用しています。
ですがボウルタウンは相手に使われてしまうのが非常にウザいというクソデカジレンマを抱えたカードなのでギリギリまで貼らないでいることや、貼ったターンにスイーパーでロストしてしまうなどの小テクを挟めるといいかもしれません。(スイーパーでロストするタイミングはよく考えないと自分の展開がしょぼくなってパワー差で押し切られてしまう可能性があるのでしっかり考えましょう。)

《④対面解説(簡易的)》

続いては対面解説です。
本当に申し訳ないのですが、全ての対面に対して明確な回答を持てていないので、考えがまとまっている対面をいくつかピックアップして簡単に意識していることを書くと言った形を取らせていただきます。そのうちしっかりとした解説noteも上げられたらいいなと思っています。
それでは本題へどうぞ

テキストスカスカマン

4-1. vs ドラパルトex

vsドラパルトでは、いれかえカートの使い方を意識しています。
いれかえカートは謎に30ダメージの回復効果がついているので、これを活用してファントムダイブで乗ったダメカンを回復して相手のプランをぶっ壊していきます。
そして、早い段階からドラメシヤやドロンチを枯らしていけると勝ちやすいと思います。

僕はこいつ嫌いです。これを生み出した相馬は狂っている

4-2. vs ルギアVSTAR

vsルギア。個人的に一番嫌いなデッキな上に事故りやすいデッキなのになぜか不利なので一番めんどくさいです。(ルギア使いの皆さんごめんなさい)
この対面はシンオウ神殿とツツジが重要なので、この2枚は絶対にロストしないようにします。
神殿でギフトエネを無効化しながらツツジで手札干渉をして殴り、相手がバグるのを祈るだけです。エースぺがアンフェアだと楽かもしれません。

実質0エネで殴れるバグポケモン

4-3. vs リザードンex

vsリザードンでは、殴り始めるタイミングが重要です。
安易に後1おとぼけでサイドをとってしまうとなぜか火力が上がってしまい、ベルトバーニングダークでギラティナVがしんでしまいます。⭐︎ダメだね⭐︎
なので、ギラティナVが2体ともVSTARに進化できてから殴り始めると言うことを意識しています。

ミラステやアルカナのレギュ落ちで消えたと思われたデッキ

4-4. vs サーナイトex

vsサーナイトではとにかくキルリアを狩りましょう。Eレギュ時代とやることは変わらないと思います。
なんかドラパと似てますね。
終わりです。はい。


ひとまず解説は以上とさせて頂きます。Tier1辺りや最低限解説しておきたい対面について書けたので満足です。

《⑤採用検討カード》

ここでは採用を検討したカードや、かつて採用していたカードをいくつかピックアップして書いていきます。ここで挙げなかったカードたちも今度適当にnoteで供養しようかなと思っています。
ここで挙げる全てのカードを実際に採用して試したわけじゃないので、考察も交えますがご了承下さい。

¥2400 高ぇ

5-1.プライムキャッチャー

このカードは当初のロスギラにデフォ採用だったACE SPECです。僕もCL愛知ではこれを採用して出場しました。
使用感は言わずもがな最高です。やはりグッズでグズマはクソ強いです。
採用していない今はこれがない影響がほとんどないので、100点を120点に引き上げるカードだと感じました。
また、このカードは戦略のカギを握ることが無に等しく、サイド落ちによる影響が少ないのも高評価です。

グズマ&ハラもどき

5-2.シークレットボックス

机上論上最強のカード、シークレットボックス。ロスバレに入るからロスギラでも強いんじゃね?と思いました。
真面目に考えると、このカードは単純にコストがゲロ重なのでギラティナVSTARすら縦引きで引くしかないこのデッキで上手く使えるわけがありません。
なのでボツになりました。これからの活躍をお祈り申し上げます。

デデデデリデリデリ・バー

5-3.テツノツツミ

3枚目はテツノツツミです。
ハバカミだるいから退かしたくね?という考えで考察しました。
実際入れても普通に強いと思います。技も普通に時間稼ぎ出来そうで強そうです。まぁ枠なんてあるわけないんですがね。残念です。

当たったら痛そう

5-4.ヒスイのヘビーボール

このカードは今でも採用する人としない人が分かれています。
正直入れたいカード第一位ではありますが、無くても普通に勝てるので不採用にしました。

The 初見殺し

5-5.ワザマシン デヴォリューション

な ん だ こ の カ ー ド は ? ?

自分でもそう思います。一応マインでばら撒いてからペパーで持ってきて盤面をぶっ壊せるので弱くはないです。
どっかのドラパと似たようなことをロスギラでやろうって話です。何をしてる?????
まぁもちろんそんな枠はない上にロストマインをたくさん言えるわけがないので当然ボツです。弱くはないと思うんですがね。

《おわりに》

ここまで読んでくださりありがとうございます。
今回はロストギラティナの解説をさせていただきました。
対面解説はほぼ虚無みたいなもんなので実際に参考になりそうなのはデッキの回し方くらいだと思います。そこだけでも参考になれば嬉しいです。
ロスギラ解説を書いたんですが、これが投稿された2日後くらいにロストガンメタカードのキュレムとクセロシキが出回るのでロストの立ち位置が悪くなると思います。投稿遅スギィ
なので僕は今サーナイトに乗り換える準備をせっせとしています。
次書くとしたらサーナイトに関してになると思います。
それでは次回の記事でお会いしましょう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?