漫画家志望なのに漫画が読めなくなった

兄弟も親も家族みんな漫画が好きで、家中に漫画があるような家で育った
いつしか自分でも漫画を描くようになって、将来の夢が漫画家になった
それから15年経ち、
美術分野の知見を深めていくうちに油絵よりやっぱり漫画家になろうと決意したのだが、
漫画が読めない…….

読みたいと思わない…
人生で色々経験しすぎて物語の矛盾が気になって面白くない
イケメンが涙目で我慢できなくなって
「・・・お前のことメチャクチャにしていい?」と言ったとして
それに胸がキュンとならない
昔なら胸キュンして触発されて漫画を描いていたかもしれない
でも今は絶対ありえないと分かっているから面白くない
漫画だけでなく小説、映画も面白いと感じることが出来なくなってしまった


年を重ねるにつれて、ドキュメンタリーが好きになった
昔は好きじゃなかったが、
やっぱり生の人間が試行錯誤している方が面白い
ドラマが起きたとして解決したあとも生きている
人生がいつ終わるか分からない中で寿命が尽きるまで金の心配をしながら生きなければいけない
それが面白い

さて、振り出しに戻るが
絵を描きたい
どうしたらいい?分からない
自分にはストーリーを作る気力もない
でも一枚絵にストーリー性を持たせた画は思いつく
イラストレーターの方が向いているのだろうか?

業界を舐めているわけではない
必死に食らいついていかないといけないと分かっている
それ故に焦っている
漫画を描こうとしないのに漫画家になりたいという思いばかり膨らんでしまう
もしストーリーをこれから勉強したら、
漫画に興味なくても良い漫画が描けるのだろうか?

分からない。
でもやるしかない。

貯金が尽きるまでに、
何とか金策を
本気で考えなければいけない

北風と太陽と同じで、
世の中に求められている能力は何か?
本気で考えなければいけない




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