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自治体業務にRPAを導入するには

皆さん、RPAは取り入れていますか?
うちの市は既に取り入れるよ!という人も少し聞いてください。
RPAを取り入れてるけど、まだ扱える人は少ないし、やれる業務も限られる、というところが多いのではないでしょうか?

RPAという技術が出てきてから、だいぶ経ちますが、ここで一度基本からおさらいしてみましょう。

RPAとは

RPA(Robotic Process Automation)は、ソフトウェアロボットを用いて人間が行っているルーチン業務や繰り返し作業を自動化する技術です。これにより、人間が行う必要がある手作業やルーチン業務を自動化し、効率化や品質向上を実現します。

RPAはプログラミングの知識がなくても導入できる点が特徴で、比較的簡単に設定や管理を行うことが可能です。自治体職員にとって、RPAは業務の効率化や負荷軽減に大きな効果をもたらす可能性があります。

説明を書くと、このようになりますが、簡単に言うと、プログラミングの知識なしで作成できるロボットのことです。
人の判断が必要な業務に導入することは難しいですが、データ入力等の単純業務を自動化することができます。

RPAに向いているのは、事務処理、データ入力、レポート作成など。また、人間が行う際に生じるミスや遅延を減らし、業務のスピードと精度を向上させることができます。

自治体業務にRPAを導入するメリットは?

実際にRPAを取り入れてみて、一番良いと感じるところは、職員の手が空くことです。
自動化できる業務は限られても、職員の手が空けば、その分できる業務は広がります。

その他にも自治体業務にRPAを導入するメリットはいくつかあります。

1. 業務効率化: RPAはルーチン業務や繰り返し作業を自動化するため、職員の負担を軽減し、業務効率を向上させます。例えば、書類のデータ入力や請求書の処理など、時間を要する作業を自動化することで、職員はより重要な業務に集中することができます。

2. 品質向上: RPAは高度な正確性を持ちます。人間が行う作業に比べてミスが少なく、一貫した品質を保つことができます。特に、法的な規制や手順に厳密に準拠する必要がある自治体業務において、品質向上の効果が大きいです。

3. コスト削減: RPAの導入により、人件費や作業時間の削減が期待できます。自動化された業務は24時間体制で実行される(残業代もかかりません!)ため、労働力の時間枠に制約されることがありません。

4. データ精度の向上: RPAは高速かつ正確にデータを処理します。これにより、データエラーや不一致が減少し、業務に関するデータの精度が向上します。これは意思決定の際に信頼性の高い情報を提供する上で重要です。

5. 労働力の活用: RPAによって自動化された業務は、職員の負担が軽減されます。その結果、職員はより創造的で高付加価値な業務に時間を費やすことができます。自治体の業務改善やサービス向上に役立ちます。

まとめ

今回は、RPA業務を自治体業務に取り入れるメリットを記事にしてみました。
今更?と思う方も多いかもしれませんが、意外としっかりと導入できている自治体は少ないです。

昨今のコロナ関連の業務増加にも、デジタル化ではなく、人員を非正規で雇って、人力でどうにかしているのが現状です。
皆さんが思ってよりもアナログなんです!

使えば便利なツールはたくさんありますが、今回は、とりあえずRPAについて解説してみませた。
また機会があれば、別のツールについても紹介してみたいと思います。

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