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宇宙人に突き飛ばされました(゚Д゚;)

ウチの夫は言動は宇宙人だけど、暴力だけは振るいません。
言葉の暴力が十分なのに、実力行使で来られたら、とっくに別れてたわ。
夫の名誉のために言うと、2017年の大げんか以来、反省したのか、加齢のためか、言葉の暴力も力強さがなくなってきてる。

結婚して5年目ぐらいの頃、私たちは社宅に住んでいました。
マンションタイプだから、台所に立って見渡せばだいたい目に入るぐらいの大して広くもない社宅。

その日は朝から寒くてエアコンの暖房をつけていたのだけど、朝ご飯作ったり、子どもの世話をしたり、部屋と部屋を結構行き来していました。
そのあたりから夫はもうイライラしていたのでしょう。
仕事に向かうためリビングと廊下の間のドアをあけながら、
「せっかく部屋を暖めてるのに、ちゃんとドアを閉めないと○※✖・・・」と、エラソーにブチブチ言い始めたのです。

こっちも子どものことや朝のバタバタで余裕がなかったので、玄関へ向かう夫の背中に向けて思わず

ちょっとぐらいドアが開いててもいいでしょ(-"-) 女の腐ったのみたいに!

と、気がついた時には言ってました。

「女の腐ったの」はよくないわ~ (^^;

そこからは一瞬の出来事。
玄関で靴を履きかけていた夫がくるりと踵を返し、3mほど離れた所に立っていた私の右肩を正面から思いっきりドン!と突いて、私はフローリングの床に背中から吹っ飛びました。

頭を強打した私は気を失い・・・と言いたいところだけど、うまく受け身を取ったのか、そこまでにはならず、何が起きたのかわからず、呼吸を整え、数十秒後にむっくりと起き上がりました。意外と涙は出なかった。夫は倒れた私には目もくれず、出て行きました(朝の出勤、最悪の気分だったでしょうね)。その後、一度夫婦喧嘩で殴りかかる格好をしてきたけど、本当に手を出したのはこの時だけ。

あの時、私が頭でも打って気を失ってたら夫もびっくりして自分のやったことにハッとしたかなあ。と思ったけど、これは完全に私が夫に暴力をふるわせたんですね。

私の一言が、きっかけ(原因)になった。

こういうこと、よくあります。

物事がうまく運ばない時。
私は自分に何か原因がないか、とまず考えます。かっこよく聞こえるかもしれないけど、物事がうまく運ばない時は、自分が至らないケースが多いということに気づいたから。
自分のミスや未熟な面というのはだれでも認めたくないけど、それに気づいて次の時に似たようなトラブルが回避できれば、それが一番手っ取り早い。相手や周りのせいにしていては、同じトラブルが繰り返されます。

90近くになってまだ父と小競り合いする母は、昔からだけど、自分に非があるとは絶対に認めません。見ていて「疲れるだろうなあ」と思います。
そう、「自分が絶対に正しい」と思っていると疲れるんです。

「自分に原因があるかもしれない」と自分を責め過ぎるのもよくないけど、自分の未熟さを認めて、同じ間違いを繰り返さなくなったら、大人になったということかな。


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