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無意識の顔に気をつけましょう

人を見かけで判断してはいけないというけど、気概、覇気とか思いとか、考え方の癖とかは、やっぱり見かけに現れると思う。

高校の頃、弓道部に入っていて、男女が一緒に練習していたんだけど、
休憩しているある男子に、一人のズバズバ言う女子が、
「何、怒ってるん?!」といきなり突っ込んだ。
その男子は眉間にしわを寄せて、
「これが普通の顔じゃ~~~!」とさっきの顔で今度は本当に怒った。

まだ私が20代で広告代理店に勤めていた時、
私より少し年上の経理担当の女性は、同じ経理の50代のおばちゃんを
すごく嫌ってた。
本人にも冷たく接するし、私たちにも「気にいらん(-"-)」と
いろいろなエピソードを聞かせてくれて、しょっちゅう愚痴をこぼしてた。

そしたら、普通に黙っている時も彼女の口元が愚痴をこぼしている時の「へ」の字の形になって、元に戻っていないことに私は気づいた!
これは絶対、いつも愚痴をこぼしているからだ!

腹が立つ~とか、嫌いだ~とかいつも思っていると、そうじゃない時も顔の表情筋は形状記憶するようになるのか?!すごい!これは大変(゚Д゚;)
ということは、いつも笑顔でいると笑顔を形状記憶するのか?
そういう人は辛くても笑顔なんだろうな( ;∀;)

私が子どものころの写真も、やけに影が薄い。目元がどれも不安気。
神経質で心配性の母親が、いつも「危ない、危ない」と言っていたからだと
勝手に思ってる。

体が大きくて、自信ありげなのに実は気が小さいということもあるな(うちの夫)。
華奢で物静かだけど、実はとてもしっかりしていた男子もいたなあ。
私の仕事仲間(女子)は、がっちりしていて声が大きいので、体調が悪くてもいたわってもらえないとぼやいていた。

コロナとオリンピックで悪戦苦闘している菅さんは、どんなにやる気があっても「見かけ」に現れにくそうで、損なタイプかも。
麻生さんも皮肉言い過ぎて口が戻らなくなってるし。

見かけで期待され過ぎて「見かけ倒し」も困る。
見かけによらずしっかりしてる!というのはカッコいい。

普段の気持ちは顔に出る。どうせならプラスイメージの表情を形状記憶させたい。外見のイメージと内面が逆の場合があるので、第一印象で結論を出すのは早い。付き合ってみなければわからない。
(付き合ってもわからずに30年、ということもある)

「人からどう見られるかを気にしたほうがいい」ということではなくて、
考えてることや経験したことで人の顔や雰囲気は作られるんだなあと
今更ながら思った。

40歳を過ぎたら自分の顔に責任をもて。

と言ったのはアメリカ大統領のリンカーンだったのね。



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