もしもタイムリープできるなら。
こんにちは、ムーです。
noteでは、言語聴覚士として働くムーが、
ASDっ子を含む3兄弟を育てながら、
考えたこと・学んだことを発信しています。
いきなり余談ですが、
私の息抜き方法のひとつはマンガやアニメです。
タイムリープものも好きで、かつては『シュタインズ・ゲート』にハマっていました。
さて、
今回は「もしもタイムリープできるなら」という話です。
20代に戻って思いっきり遊びたい!とか、
共学の高校に通って青春を謳歌したい!とか、
そんな私利私欲もたくさんあります。
でも、子どもに関して言えば、
発達相談に行き始めた頃に戻って、
もっとしっかり発達障害の勉強をしたいです。
「ST(言語聴覚士)なのに?」と思う方もいるかもしれません。
確かに私はSTですが、
発達障害について学んだのは十数年前のこと。
その当時は、ASD(自閉スペクトラム症)も今とは異なり、
自閉症、アスペルガー症候群、高機能自閉症などに分かれていた時代です。
国家資格の受験を最後に、ほとんどその分野には触れずに過ごしてきた私は、
医師から息子は「ASDっぽいね」と言われ、
「そもそもASDとはなんぞや?」というところから始まりました。
覚悟を決めて受診したはずなのに、
「ASD=自閉スペクトラム症」とわかると、
ガツンと一撃を受けたような感覚でした。
そこからはただ必死で、
休みを調整して検査に連れて行ったり、療育施設を探したり、送り迎えをしたり。
はたまた、こだわりや癇癪を真っ向から正そうとしたり。
とにかく彼の凹の部分を埋めることに必死だったように思います。
その上、フルタイム勤務と2歳差の兄弟の育児にも追われ、
長男のことを理解するための勉強を後回しにしていました。
3人目の妊娠がわかった頃、
これは勉強するチャンスだ!と感じました。
産休を取ってからは、
勉強会に参加したり、読みたかった本を少しずつ読んだりして、
時間の合間を縫って学び始めました。
勉強して気づいたのは、
今までやってはいけない対応をしてきたこと。
そして、発達の特性が障害となるかどうかは環境次第だということです。
息子が安心できる環境を整える必要があると痛感しました。
この約3年間、たくさん怒って、たくさん泣かせて、何度も癇癪を引き起こしてしまったと思います。
その時間が無駄だったとは思いませんが、
もしタイムリープができるなら、
もっと早くに勉強をして、
長男ともっと笑い合える時間を増やしたかったと思います。
でも、まだ遅くない!!
脳機能発達の観点からは、彼の脳はまだまだ刈り込み中。
良い行動をたくさん褒めて増やして、笑顔の日常を作れると信じています。
今回も読んでくださり、ありがとうございます!
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