私的国語辞典_表紙絵2

私的国語辞典~二文字言葉とその例文~ セレクション90『骨(こつ)』

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作者駐:
 『私的国語辞典』は、基本的には全文無料で閲覧が可能です。ただ、これらは基本『例文』となっておりますので、そのほとんどが未完となっています。
 基本的にそれらの『例文』は続きを書かないつもりではおりますが、もしどうしても続きが気になる方は、投げ銭して戴ければ有料部分に続きを執筆いたしますので、よろしくお願いいたします。


セレクション90『骨(こつ)』(428文字)


「なあ」 
「なんだよ」 
盤ダイエット、ってあるじゃん」 
「ああ、聞いたことあるな」 
「あれ、おかしくね?」 
「は?」 
「だってよお、盤、ちうくらいだからよ、なんだろ?」 
「あ、ああ、まあそうだろうな」 

「骨はダイエットできねえじゃん」 

「いや待て、そこでドヤ顔するな。なんかおかしいだろそのツッコミ」 
「ええ?何でよ」 
「いや、だってお前、バナナダイエットはどうすんだよ。バナナ痩せねえだろ」 
「良いじゃん、すっきりして」 
「良くねえよ!食うとこ無くなんだろ!」 
「ああもう、細けえなお前は」 
「いやいやいや、最初に細かいツッコミ入れたの、お前だよ」 
「もう良いや。ラーメン食いに行こうぜ、ラーメン」 
「ああもう7時か。まあ良いけど」 
「よし、いつものとこ行くぞ。あそこの豚骨ラーメン、うめえんだ」 
「ああそうだな、晩に食べるとまた身体に染みるんだよな……ってなんだよそのドヤ顔」 

「……豚骨、晩が良い(こつばんがいい)」 

「いいかげんにしなさい」 
『失礼しました~』 
(ちゃかちゃんちゃん……) 

(428文字)

『骨(こーつ)』
 [音]コツ(漢) [訓]ほね[学習漢字]6年
  〈コツ〉
   1 ほね。「骨格・骨髄/筋骨・枯骨・人骨・接骨・頭骨・軟骨・白骨」
   2 死者のほね。「遺骨・納骨」
   3 からだ。「病骨・風骨・老骨」
   4 人柄。品格。「気骨・侠骨(きょうこつ)・反骨・無骨・凡骨」
   5 物の骨組み。「鉄骨・木骨・竜骨」
   6 物事の要点。「骨子」
   7 かんどころ。要領。「骨法」
  〈ほね(ぼね)〉
   「骨身/背骨・頬骨(ほおぼね)」
 [難読]骨牌(カルタ)・河骨(こうほね)

(大辞林より引用)

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