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再読してみよう!じつはパーフェクトな「教育勅語」・小さな教育情報

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皆さんはご存知だと思いますが、老舗教育雑誌『総合教育技術』(小学館)にあの野口芳宏先生が「本音・実感の教育不易論」というタイトルの連載をしています。

その2020年10月号〜12月号に「「教育勅語」再考、再読のすすめ」があります。私は不覚にもこれを見逃していました。

内容は、よくある「教育勅語」批判へ反論であり、かつ「教育勅語」の本質のわかりやすい解説です。

私もこの機会に再読しましたが、ほぼパーフェクトな国民道徳の指針だと改めて思いました。おそらくこれを読んだ日本人でこの内容そのものに反対する人、反対できる人はいないでしょう。

今回は、この野口論文を読んで印象に残った部分のみ引用します。

昭和天皇の「倫理」ご進講を担当した杉浦重剛は基本方針として以下の3点を挙げたそうです。「一、三種の神器に則り皇道を体し給ふべきこと。一、五箇条の御誓文を以て将来の標準と為し給ふべきこと。一、教育勅語の御趣旨の貫徹を期し給ふべきこと」昭和天皇のお人柄と決断力の基本に教育勅語にあることがわかります。

よく言われる昭和23年の教育勅語失効決議については、当時の敗戦後の時代に占領軍に反対することはできなかったのであり「また、それは「法律論」であって「教育論」とは別である」と言っています。そうです。「教育論」として教育勅語の内容を検討すべきときに来ています。もうこれ以上、時を止めるのは意味がありません。

教育勅語は国民への押し付けなどではないとして、勅語の最終の一文「朕、汝臣民と共に拳拳服膺して、皆其の徳を一にせんことを請い願う」は次のように訳せると言います。「天皇は国民諸賢と共にこれらの教えを慎んで胸底に深く刻み、その美徳を国民と一つになって実践していくことを心の底から切に願っている」。つまり、天皇自身も国民と同じようにこの教えを実践していくという宣言であるという指摘です。

教育勅語は本文たった315文字です。「教育勅語」をググって、もう一度読んでみて下さい。


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