仕事先で起こった怖い話(1/2)
某幼なじみ集団YouTuberの心霊動画見てたら書きたくなった話。
仕事柄、山や川、公園に出向く事が多い。知らず知らずに行った山が忌地だったり(定期的にお祓いしている土地)、公園が心霊スポットになってたりした。
約4年前に某北国へ長期出張することになった。場所については、下手したら勤務会社までバレる可能性があるから書けないけど、スキー場があるような山奥の豪雪地。
出張が決まり、会社の人達が壮行会を開いてくれたが、その時に同期から「出張先って心霊スポットでしょ?」と言ってきた。いやいや、あんな僻地が心霊スポットのわけないし、調べても何も出なかったぞ、と返したが、同期は僕の今までの経験を知ってるので、絶対ヤバい土地だよ!と引かなかった。
でも、いざ行ってみたらそこそこの体験をした。
まず、仕事場について車から降りた瞬間に水晶がついた数珠型の御守りが散ッ!て感じで弾け飛ぶ。最初、何かぶつけたのかな?と思ったが、ぶつけた様な音もせず、とりあえず弾けとんだ水晶をかき集めてその時は終わった。その弾けた御守りも含め、6つ御守りを所持していたので大丈夫だろうと思ってあまり気にしなかった。
仕事場には宿舎があったが、着任したばかりの頃はまだ僕の部屋が用意出来ず、近くの温泉旅館に3週間程泊まることになった。岩風呂で岩盤浴付き、部屋は2階にあり、テレビにエアコン、ロフト付きの3人部屋を1人で使う。しかも綺麗。僻地、そして時期が7月と夏だった為にスキー客もいないのでほとんど貸切状態だった。
その温泉旅館は目の前に川が流れてる。そして裏には墓。ど田舎に行った事がある人は分かると思うが集団墓地ではなく、3つ4つくらい墓が立っている様なもの。温泉旅館を営む人の先祖の墓らしい。
旅館生活が続いて8月初旬頃。山奥とはいえ、気温30℃を超える日が珍しくない。寝るときは部屋の窓を開けて寝ていた。川のせせらぎが聴こえる、しかも蛍も見えると自然最高!って感じだった。
ここから長くなるので簡潔に書きます。
1日目
深夜2時頃にふと目を覚まして、窓を見たら外に黒い人型の何かが張り付くように立っていた。しばらく見ていたが何もしないようなので朝早いし、と寝る。
2日目
同じように2時頃に起きる。部屋の隅に黒い人型が立っていた。部屋の電気を付けたらいなくなっていた。とりあえず御守りを枕元に置いて寝る。
3日目
窓下と部屋の入口に盛り塩をして、御守りを枕元に置いて寝た。暫く寝ていたが枕元でバチンッと何かが弾け飛ぶ音がして起きる。音がしたがそれ以外に変化はない。再び寝るが夢の中で色々あった。(自分に憑いてる?人か分からないが、幼少期から夢の中で度々遭う人に『ちょっと行ってくるから』みたいな事を言われた)
それ以降、その旅館で怪現象はなかったけど、地名に引っ掛かるところがあり、地元育ちの人に昔何ここで何かありましたか?と聞いたら、え!何で分かるの!と話を始めたが、ここ一帯を工事した際 に墓石がゴロゴロ出てきたとのこと。ちなみにこの一帯には寺もない。8月初旬とお盆が近かったのも原因かもしれない。
長いので分けます。まだまだ続く。
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