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【2023年GW韓国旅打ち】日本人の知らないカジノに行こう! ⑨カジノを受け入れた町、舎北(前編)

5/3 13:30

舎北(以下サブク)に着きました。第一印象としては、

…あんまり古汗(コハン)と変わらんね。

カジノホームレスなんて見る影もありませんし、例えば最近日本で問題になっている立ちんぼのように女の人が立っているわけでもありません(なにを期待してたんだ)。まぁ事前情報ではカジノの閉場する朝の6時以降が一番込み合う時間帯らしいので、今はいわばオフタイムということでしょう。

どうも韓国内にチェーン展開しているカフェのようです。

時刻はまだ14時前。下山の疲労が残っているので、ホテルのチェックインまで町を散策するというのはさすがにきつい。どこかで一休みをしたいと思ってさまよっていると、タッチパネル式で注文のできるカフェを発見しました。メニューを見てみるとどれもクリームがどてんとのっていたり、トールサイズのコーヒーばかり。違う…!今はそんなハイカロリーや大量のカフェインを摂りたいわけじゃないんだ…!とタッチパネルをぶっしょくしていると、安い穀物ラテ(grain latté)? のようなものが。量もカロリーもほどほど。穀物が具体的になにを指しているのかはわかりませんが、席料としてはこんなもんでしょうと注文してみることに。色々トッピングできるみたいですが、全てキャンセル。

飲んでみるときなこラテといった感じでした。飲んだら余計に喉が渇くようなこともありません。飲んで少し足を休ませ、30分ほど時間をつぶしたら今度こそ散策することに。

多分質屋の通り。江原に向かう幹線道路上にあります。
「ここで資金調達していけ」と言わんばかりです。
炭鉱街ってやっぱり川が汚くなるんでしょうか。
あら^~かわいいねこちゃんねぇ^~

歩いてみればみるほど、来る前に形成されていた「質屋と風俗街とホームレスにまみれた寂れた町」という印象と結びつきません。確かに質屋も風俗店らしきお店もあるっちゃあります。

多分3軒全部質屋。
ビジネスクラブ、ねぇ…(ゲス顔)
入り口上のネオンはお姉さんがうっふん♡ってやってます。
結構タイミングがシビアで取れず仕舞いでした。
なんでハングルにハートが混じってるんですかねぇ…。

ただそれはもはや町の第一印象を決定づけるほどの存在感はないように思いました。

何の店かはわかりませんがこんなしゃれた外装もありますし、

商店街は閑散としているなりに地元の人の台所としての役割を全うしていますし、

韓国旅行中にちょこちょこ見かけたよくわからんクマのキャラクターショップがあったりしました(客が入っているところは見たことはありませんが…)。

そんなほっとしたような、肩透かしを食らったような微妙な気持ちになりながらも、15時になったのでホテルにチェックインします。

noteを書くようになったので今更周辺写真を撮るようになったのである。

くっそきれいで草。

今回宿泊したホテルはこちら、なんと1泊4500円。

ただこのホテルも古汗(コハン)のホテルと同様客室が完成したので見切り発車で営業しているようで、

これは翌日の写真。

テナント類がほぼ入ってません。

唯一入っているのがモデルルームなので、9割の旅行者にとっては無用の長物です。

昼間のサブクは大体散策したので、一眠りして夜に夕食を物色しがてら散策してみます。

ネオンが点きだすと町の印象が少し変わってきますね。

あやしいマッサージ店や質屋はここぞとばかりに集客しようと光り輝いています。町の方では客引きもぼちぼち出没していました。私はカラオケに誘われましたがハングルのカラオケなんて地獄以外の何物でもないので拒否。歌舞伎町とかほど押しは強くはありませんでした。

逆に商店街は活動時間終了のようです。

こんなあっからさまな広告バルーンも出てきたり(具体的にどんな性的サービスがあるのかは知らない)、

こんな場末の町にもアミューズメントポーカールームがあるようです(閉店してるようでしたが…)。

一通り散策したところでおなかが空いてきました。ただ私は面倒な性分でして、気分に波があります。今の気分は「もうお店で食べるのはいいかな…」といった感じでさまよっているとテイクアウト専門店があるではないですか。

写真は翌日のもの。

ええい入っちまえ!と中に入ってみるも店長困惑。そりゃそうだ、ここはいわばゴーストレストラン、Uberなんかで受けた注文を作って配達させる店なので、客が直接飛び込んで持って帰ることは想定していないのです。

それでもなんかわちゃわちゃコミュニケーションをとっているうちにこの料理を作ってくれることになり、

本来は配達料込みの値段設定だったためか、コーラを一本おまけしてくれました。ありがとう店長!

いや量多いな!?

お箸が2膳入っていたので2人前想定のようです。そら多いわ。

お箸が逆なのは気にしないでくださいテンパってたんです。

あんまり適当に注文したので何が出てくるか戦々恐々でしたが、食べてみれば普通の鶏の天ぷらでした。ソースは酢豚のような酸っぱいソースと、食べたそばから汗の出てくるチリソース。ただでさえ量が多いのに、隙間を埋めるように揚げ餃子とリンゴジュースがついています。

メインの天ぷらはソースに負けないようにするためかとにかく衣が固く、咀嚼に顎の筋力が根こそぎ持っていかれます。何個目かをかじった時に顎に鋭い衝撃が走って全力で噛めなくなってしまったのでペースが落ち、最終的に半分以上を翌日の朝食、下手したら昼食に持ち越しとなりました。ただ、冷めると逆に衣の強靭さがなくなってするするとかみ砕けるようになったので、チェックアウトまでにすべて無事完食できました。ちなみにリンゴジュースと思っていたものは大根の漬物で、少し開けて汁を思いっきり飲んだら酸っぱい漬け汁でえらい目にあいました。

満腹になった時点で時刻は22時。明日は早朝からカジノが閉場したあと、麓の町はどういった賑わいを見せるのかを見たいので、早く寝ることにします。

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