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【2023年GW韓国旅打ち】日本人の知らないカジノに行こう! ⑥潜入!江原ランドカジノ(前編)


5/2 8:00a.m.

いつも通り午前4時に起き、連日の食べ過ぎがたたってお腹を壊しましたが、なんとか持ち直しました。ついに今回の旅の最終目的地、江原(カンウォン)ランドカジノへと出発します。

ちなみに古汗駅からはシャトルバスが1時間に1本ペースで出ています。

私ですか?


トンネルの中は季節と真逆なことが多いです(温度が安定している)

もちろん徒歩です☆


なんで歩いていくのかって? シャトルバス乗り場がわからなかったから

江原ランドカジノまで歩いて行った最初の日本人に…なりたかったからですかね…。

江原ランドカジノって決して日本人が全く来ないというわけではないんですよ。主にカジノ反対派のお偉いさんが視察に来たり、Twitterを漁ると、どうもちょろちょろと人は行ってるみたいなんですよ。でもその人たちはどうせチャーターしたバスなりシャトルなりで行ってるはずなんです。知らんけど。そんなそもそも母数の少ない江原ランドカジノ訪問邦人の中で、「徒歩で訪れた日本人」なら初めてを勝ち取れる気がしたんです。あとは単純に公共交通機関が嫌い歩きたかったというのもあります。証拠映像も残しているのでこれはそのうち。

いくら標高が高いとはいえ、長袖だと流石に汗ばみます。写真のトンネルに入ると、閉じ込められていた冷気に包まれて全回復。セーブポイントを抜けてもう少し歩くと見えてきました。

開場以来多くの韓国人の金を吸い尽くし、麓の元炭鉱街をカジノベッドタウンに変貌させた、現代の悪魔城…。

もちろん建物すべてがカジノというわけではありません。江原ランドホテルの一部です。

江原ランドカジノ!!


時刻は9時過ぎ、カジノ開場は10時なので、いろいろ散策や手続きをしていればちょうどいいでしょう。

両端のキオスクは韓国人専用で、外国人は専用レーンで手続きします。

というわけでホテル内のフロントでチケットを発券してもらいました。

入場券。何を書いてるかさっぱりですが、外国人は無料。

外国人専用レーンに行って、パスポート渡して「外国人です。カジノに入場したいです」と画面を見せたら発券できました。

開場5分前ですが、すでに100人以上集まっています。


そして10時。

カジノ内はプライバシー保護のため撮影禁止=カジノに入る人も同様ということでモザイクをかけさせてください

開場しました!

入場券のどこかに(どれかは知らん)整理番号が記載されており、20番刻みで画面右のモニターで表示され、該当番号の人が入場のために早足で歩いていきます。

すまねぇ、俺が撮れるのはここまでだ…

入場券に会員証とパスポートを提示した後、手荷物検査を受けてカジノ内へというスタイルです。入出国審査と一緒ですね。

ちなみに最初は自分の番号もわからずに「うおーすげーっ!」とカジノに流れていく人の流れを見ていたのですが、30分もすると流石に飽きました。

番号を見ると4160番までの人が入場許可。これだけ見ると4000人が入っているように思われますが、20番刻みの呼びかけで5~10人が入っていったので、感染症予防や混雑回避の観点からかなりまばらに番号を振っているようです。それでも単純計算で1000~2000人が入場前から待機していたことになります。

そこまで「絶対にカジノで遊ぶ!」というほどの情熱のない私は飽きたので入場規制撤廃までホテル内をブラブラすることに。

無料配布の漫画。ギャンブル依存症を克服する漫画化と思いましたが普通にギャンブルしてました。お土産にしようかとも思いましたが誰に配るねんということで断念。
水耕栽培っぽいセット。
ホテルの野菜はここで育てていますというパフォーマンスですね。


ブランド店コーナー。店は開いてましたが中は閑散としてました。

ブラブラしているうちに「なんかもう全員入っていいよ」って雰囲気になったので入場…!

第一印象は

えっ広くね!?


でした。そりゃ開幕2000人入るわ。体感ですけど、フロア面積は多分VIPを除いてもパラの倍はあります。カジノ内は撮影禁止で、こっそり撮って掲載するということもできますが、それは結果的にライターとしての寿命を縮めるだけなので文章のみでお楽しみください。

比較対象として両者のサイトを用意しました。

https://www.high1.com/casino_jpn/contents.do?key=1313

それぞれのウェブサイトを比較したり検索したりしましたが、まず床面積がパラダイスシティが約1.5万㎡なのに対して江原ランドカジノ(以下江原)は約2.7万㎡らしいです。確かに倍ありました。テーブルゲーム(バカラやBJなど)の総数はほぼ変わりありませんね。逆にスロットはパラ300台に対して江原1360台と4倍近い差があります。電子テーブルゲーム(ずらりと筐体が並んでいて、前のステージでディーラーが機械的にゲームを進めるタイプ)の面積差がいいとこ2倍程度なのを考えると、「スロットはあまり稼げない」と限られた面積をテーブルゲームの充実に充てたパラの判断が窺える気がします。

でもね。江原で度肝を抜かれたのはそこじゃないんですよ。

それは人口密度。そこに起因する熱気。


パラやウォーカーヒルに行ったことのある皆さんにちょっと思い出してもらいます。テーブルゲームのコーナーが人でいっぱいになるのを見たことがありますか?私はないです。そりゃあバカラでツラが伸びに伸びて熱が上がり、一時的に立ち賭けの発生するテーブルもあります。けど基本的にはそもそも開いていないテーブルも多く、せいぜい満席どまりのはずです。

江原はね、ほぼ全テーブル満席。すでにところどころ立ち賭けがいます。

まだ開場1時間後の午前11時なんですけど? 日本でもGW直前の平日ではありますし、韓国ならド平日のはずです。みなさんお仕事は?

Mutt「えらいところやここは…」

江原ランドカジノの年間の収益って、韓国内に17だか19か所存在する外国人専用カジノ全ての収益の合算とほぼ一緒らしいです。今日までは「んなわけねーだろwww嘘乙www」と思っていたのですが、この状況を見ると認識を改めざるをえません。純粋に1日当たりの動員数が群を抜いているんですよ。韓国の他のカジノは外国人専用で、韓国人は入れません。それらは韓国内でも訪韓外国人というパイを食い合う競争相手ですし、そもそも全世界のカジノを相手どらないといけないのです。対して江原は外国人ももちろん入れるものの、韓国人が唯一入れるので、パチンコをはじめとする一切のギャンブルが廃止された以上、全ての在韓ギャンブラーは国外に出ないのならここに来るしか選択肢がありません。かなり乱暴な考えですが、ほかのカジノは2022年で500万の旅行客という不動客をさらに奪い合っているのに対して、江原は常に5000万人の韓国人という固定客を持っています。そら儲かるわ。

と、ここの広さと熱気にあてられたところで、私も少し遊ばせてもらうことにしました。ただまぁテーブルゲームの空席を探すのも立ち賭けに混ざるのも難しそう、スロットはよくわからないので、電子テーブルゲームでちょっと小金を入れようとしましたがもちろん遊べません。

そう、会員証をそもそも作っていません。

会員証はカジノ外の入場券を発券するところで作ってくれます。韓国に住んでいないことと韓国の電話番号も持ってないことを伝えてください。日本の電話番号でもいいそうです。あとは電子サインを書いたりパスワードを設定したり顔写真を取ったりしたら作れました。

そして再入場、ふーやれやれと電子テーブルにカードを差し込み、お札を投入しようとするもできません。日本語表示はできるのでぺたぺた触っていると、どうもあらかじめ会員証に現金をチャージしていないと電子テーブルはプレイできないようです。しかもそのチャージ機らしきものは韓国語オンリー。なんじゃそりゃあ!

ここで心が折れました。5000円ぐらい入れてだらだら遊ぶか―ぐらいにしか考えてなかったので、後ろで並んだ人の「早くしろよ…」という視線に耐えながら試行錯誤するほどの情熱はないです。

仕方がないのでホテルのチェックインまでカジノ以外の場所を散策することにしました。ちなみにポーカーは18時からだそうです。

山の中なのでトレッキングコースも当然完備

時間をつぶして体を動かすのにちょうどよさそうなトレッキングコースがあります。が、カジノに荷物を預ける際に水もまとめて預けてしまったので水分を調達する必要があります。ホテル内に土産屋さんはありましたがコンビニはありません。自動販売機はありましたが、Samsung payとかいうご当地ペイ専用でした。なんでだよ!!!
それでも山に登りたい。時間がかなりつぶせるから。そんな思いで時間とコストを天秤にかけた結果辿りついたのは…。

土産屋さんで売ってた1本250円のお土産用の水。高い!!!

ただ250円だけあって味は不思議と悪くないんですよね。Twitterでは「澄んだ苔みたいな味がする」とは言いましたが、なんかほんのり塩味がついてるんんです。それで口に含んだ際になんだか青臭いものが鼻を抜けるので、苔と表現しました。ただまぁ料理には使えんでしょうね。美容だか健康用途です。

とにかく水は用意できたので登山再開です。

これ子犬向けの道ってことですよね?
子犬には厳しいと思うのですが過保護なだけ?
頂上付近からランドホテルを撮ったんですがもうなにがなんだかわからんな!
山豚ってイノシシのことですよね?
これ叩いたら「やべっ人間じゃん逃げよ!」ってなるもんですかね?
チタタプ。

と、一通り登山を楽しんでもまだ時間が余ったため、先に遅いおひるごはんと軽食を買いに舎北(サブク)に行ってしまうことに。

この日はあえて散策は控えめに。明日の楽しみにとっています。
適当に入った料理屋さんで「一番いいのを頼む」とスマホを見せたら出てきたプルコギ。
店員のお母さんが「Enjoy~♪」って言ってくれるのって、なんか、いいよね。

食べてシャトルバスで戻るとちょうどいい時間だったのでチェックインします。え、今日のホテルはどこかって?



我ながら疑問なんですがなんで客室の写真ってこの1ショットしかないんですかね?

江原ランドホテルぅ…ですかねぇ…(ドヤ顔)

カジノ併設のホテルと聞くと身構えてしまうと思いますが、このホテル、平日を狙えばそんなに高くありません。週末だと2人1部屋の一番ランクの低いホテルでも2万弱になりますが、月曜で1.4万、火~木で1.2万まで下がります。ちなみにキャンセル無料期間が終わってから魔がさして料金を調べたら1万円切ってて滂沱の涙を流したのは内緒だ! 今回週末大邱→平日江原という変な旅程を組んだのは、大邱が平日は閑散としていることや、この辺りの事情を考慮した結果です。逆にしていたらどうなっていたか考えたくもありません。

ホテルそのものですが、やはり15階なので景色は抜群に良い。

まだ見ぬ観光スポットたち

ベッドもふかふか、バスタブも足を伸ばして浸かれる上に、アメニティの固形のシャンプーリンスボディソープが1セット持ち帰りOKなのがうれしいところ。GW明けの出張先がアメニティ持参のところだったので活用させていただきました。電源周りがベッドに伸びてないのでスマホを枕元で充電できないのは昔のホテルって感じはしますね。

と、ホテル3か所目で今までのホテルも平均点が高かったので、やはり感動は薄れますよね。古汗のホテルが強すぎた。ここが1泊目ならもっと新鮮に感動できたんでしょうけど。とはいえ家具や寝具からは高級ホテルの風格を存分に味合わせてくれたので、平日の直前料金を活用すればとんでもないコスパを叩き出してくれるホテルだと思います。部屋の詳細はいつかアップする動画を見てもらえれば。

さて、ひとしきり興奮したところでそろそろ眠気が限界です。

あれ、おかしいな…。
昨日「酒飲んで昼寝しても夜更かしできるわけではない」って反省したはずなのにな…。

舎北のコンビニで買った1本650円したこのビールを飲んで夜に備えて寝ます。ちなみに味は普通でしたがなんか上品な甘い匂いがしました。クラフトビールが好きかどうかで評価が割れると思います。

5000字行っちゃったので前後編に分割させてください。

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