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転職してマネジメントからプレイヤーに変わった話

これは TSUKURUBA Advent Calendar 2022 の19日目の記事です。

はじめまして。
株式会社ツクルバでフロントエンドエンジニアをしている mutsumi と申します。
アドカレのお誘いを受けて初めてnoteに投稿します。
ちょうど2ヶ月半ほど前に転職というイベントを経験したので、30代も後半に差し掛かった私のキャリアについての考えをつらつらと書いてみたいと思います。

まずはツクルバのご紹介

ツクルバは、「『場の発明』を通じて欲しい未来をつくる」をミッションとしており、中古・リノベマンションの売買サービス「cowcamo(カウカモ)」「ウルカモ」やシェアードワークプレイス「co-ba」を運営、不動産企画デザイン等を行っている会社です。

転職を決意した経緯

ツクルバには今年の10月に入社し、それまではグループで60事業以上を展開する大規模ベンチャーで、とある部署のエンジニア組織のピープルマネージャーをやってました。

前職では新規事業を中心に、いくつかの事業を掛け持ちで担当することが多く、業務量的に事業に深く入っていくことが難しく、課題が目の前あるのになかなか解決に対しての動きができないというもどかしさを感じていました。

そこで少ない事業に集中できる環境を求めて転職を決意するのですが、マネージャーをやりつつプレイングもある程度していたため、マネージャー・プレイヤーのポジションは特に決めずに転職活動をはじめ、縁あってツクルバにプレイヤーポジション(フロントエンドテックリード)で入社することになりました。

プレイヤーになってみて

私はエンジニア領域が主戦場ではありますが事業コミットを優先していきたい願望があり、入社前にCTO(当時エンジニアリング統括室長)の野沢のインタビュー記事を見ていてなんとなくフィットしそうだなとは思いつつも、ピープルマネジメントをメインでやっていた自分がフロントエンドのテックリードとしてやっていけるのかという一抹の不安がありました。

そんな期待と不安が入り交じる中で入社したのですが、いざ入社してみると目の前にある課題を一つずつこなしていく中で自然と不安感はなくなっていきました。
課題をどう解決していくかということに集中していった結果、プロダクトの成長への期待が不安を上回ったという感じでしょうか。
プレイヤーとしてのブランクも手を動かすと意外と覚えていることも多く、かつ周りの手厚いサポートもあり、そこまで実作業に影響が出るほどではなかったです。

先日リリースしたウルカモのメッセージ機能

もちろん技術的にもう少し頑張らないといけないなと思うタイミングも多々ありますが、課題解決のために動いてそれが結果として返ってくることの楽しみが大きく、前職では体験できなかった新しい体験をさせてもらっています。

マネジメントを経験していてよかったこと

ここまでは無事プレイヤーもやれて新しい体験もできてよかったねという話になりますが、マネジメントを経験していたことで役立っている部分もあります。
それは物事を俯瞰して大きなスコープで見る癖がついていたことです。

前職では部門の運営にも寄与していたこともあり、割り当てられている予算に対する人件費や稼働率の妥当性を常日頃から考えていました。
営利組織に属している以上は利益が必要であり、それを考慮すると否が応でもエンジニア領域だけではなくビジネス領域での思考が必要になるので、自然と物事の考え方の視野が広くなっていってました。

視野が広くなることでプロジェクトのWhyの部分への理解が早くなりますし、より事業へのコミットスピードが上がると考えているので、これは我ながら良い癖がついているなと感じています。
また、この癖がついていることで新しい組織への順応スピードも比較的早かったのではないかと思っています。

最後に

30代にもなると今後のキャリアに迷う方もたくさんいらっしゃると思います。私もその一人でした。

私は一旦プレイヤーになるという道を選びました。
プレイヤーをしてみないとわからないことも多いですし、ましてや技術潮流が早いIT業界ではつい2, 3年前のことがもう古いよねという世界線だと思っているので、プレイヤーでいることでそこが理解しやすくなり、より魅力的なプロダクトを生み出せるのではないかという期待があったからです。

これらのことから、マネージャー、プレイヤーそれぞれに良い面があると考えているので、それらをかけ合わせて自分独自のキャリア形成をし、唯一無二の存在になっていければと思います。

今回の記事がキャリアに迷われている方の参考になれば幸いです。

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ツクルバでは事業リーダー候補(新卒)不動産営業、エンジニア・デザイナー(中途)等の多くの職種で採用を行っています。
カジュアル面談も行っていますので、気になる方はお気軽にご連絡ください。

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