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21/08/30|映画祭の雑務vs私のポテンシャル

うれしい悲鳴も、周りをキレさせないレベルでお願いしたいところなんですが、如何せんそれだけの数の映画祭に応募した自分 × 『12ヶ月のカイ』のポテンシャルを見誤った自分(?)のせいで、9月10月は本当に不眠不休の映画祭月間になりそうです…。全部海外で時差半端ないのが余計につらい。仕事と映画祭のやり取りと映画祭参加とテアトルの上映、全てコントロール出来るか怪しいところに来てしまいました。ヒィエ…。

現状、まだ解禁できない映画祭も含め、入選・受賞が決まっている映画祭は11箇所。そのうち結果が最終まで出ている映画祭は2つ。解禁前の映画祭も2つ。結果が出ているもの以外の9箇所の映画祭に関しては、オンライン・現地での上映に向けて絶賛準備中です。

軽めに考えても、これって「クライアントが9社いる状態」とほぼほぼ同じと言っても過言ではないと思う。

映画祭の入選通知をもらってから、参加表明の返信、本編素材・予告編・ポスタービジュアル・場面写真等の素材の納品、映画祭によっては作品ページに載せる情報(あらすじとか監督プロフィールとか)を改めて送らないといけないところもあり、オンライン開催だとしても「誰が参加しますか?」みたいなアンケートを回答しないといけないところもあり、映画祭によって入選後の雑務は本当に多様です。一概に何があるとは言い切れないのがまだ悩ましいところ…。

そして、映画祭の会期スケジュールの把握ももちろん大切ですが、この地球上には【時差】というものが存在しまして、これに当てはめてオンラインQ&Aなどの都合をつけていくという作業が映画祭の開催近くなると発生します。これがまた難解なパズルでして。

この数週間で本当に嫌いになりました、時差。

渡航費が掛からずオンライン参加できるというのがコロナ禍の海外映画祭参加の一番のメリットだったのですが、こうも同時期開催の映画祭が重なってくると、逆に時差があるせいで24時間映画祭に参加しっぱなしになる危険性も出てきます。私はそれでもなんとか追いつける体力がある方だと思うのですが、この戦法が他の監督さん方にもマッチするかと言うと正直ちょっと微妙…。

元々「ノミネートできれば良い」という作戦なら、ここまで逼迫することもないのでどんどん海外の映画祭、各国の映画祭にも積極的に応募してくのが良いと思うのですが、「きちんと映画祭に参加したい」のであれば、(コロナ禍で映画祭スケジュールが読みづらい状況とはいえ)ある程度応募する映画祭の数を絞った方が、結果、作品にとっては幸福な気がします。


あとね、忘れて欲しくないのが、勤務時間固定の会社員なんですよ、私。

幸い勤務時間に映画祭のオンラインQ&Aが重なっても快く参加させてくれるような監督業ファーストな会社ではありますが、とはいえ日々のタスクはそれはそれでまた存在しているので、会社の仕事・映画祭・映画祭準備・テアトル上映宣伝…etc.というパズルに日々頭を殴られ続けています。

そういえば私今年厄年なんですが、厄の意味ってこれだったんだろうか。
「時間の管理で半死状態になるよ」ってことか?
でも厄払いに行ったらこんだけの入選も無かったってことかもしれないし、うーん、悩ましいすね…。


そのうちあれですね、「映画祭にまつわる雑務とはどんだけ膨大な作業か…」というのを全解剖した記事出したいですね。多分有料記事になりそうですけど。1記事に収めたら悠に1万字は超えそう…笑

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