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映画『12ヶ月のカイ』成長記録|2021/05/30

企画を作るときは、色々持ってかれる

 今日と明日は、『12ヶ月のカイ』のことを考える時間はほとんどないと思う。実際、今この日々ログを書こうとしてやっと意識を持ってこれているレベルなので…。

 6月1日までの期間は、撮影に行きつつも長編企画を考えるためにほぼ時間を割くことにしているので、まあ今はしょうがないです。こういう時、食べ物ののことを考えるのも面倒くさくなるので、正直バランスは良くないと思います。ただし、かろうじてここ半年くらい作り続けている「食べる野菜」(の、ようなもの。スープ?)は定期的に作り置きしたりしているので、そのレベルであれば摂取できています。でも面倒くさいくせに、不思議とお腹は空くので、人間ってよくできてますね…。

ストックと日々の研鑽の重要性

 本来、監督は長編の企画を常にストックして物語を練っておくべきなんだと今回の企画募集で学びました。小さなアイディアだけはそれなりに持っていたつもりでしたが、いざ企画書やプロットに落とし込もうとすると、思っていたよりも広がらなかったり、映画として見るほどの物語じゃないかもな…と自ら没にしてしまうことがとても多い。多分私が思う「面白い」のハードルが高いのもあると思うけど、他人様に見せるレベルの企画なのだろうか…と、セルフジャッジして、そこまで自分に響かなかったらやめてしまうこともややあるんですね。締め切り直前の土壇場でそういう半端な企画を生まないためにも、もっと日々企画書を作ったりプロットを書いたりしておくべきだったんだろうなぁ…と。後悔先に立たずですが、そこは今回反省しております。

 昨今は確かに企画が求められる場が増えてきてますが、それも常時存在するわけじゃない。いざ「募集してます!」と言われた時に「これどうですか!」と即レスできるくらいには、もっと企画を磨く作業を日常的にやっておかないと、いざチャンスが来た時に掴み損ねてしまうんですねぇ…

 そう考えると、『マイライフ、ママライフ』のような企画の生まれ方はレアケースだし、本当に珍しいチャンスだったんでしょう。『12ヶ月のカイ』のような自主映画は、自分の頭と体力があれば撮れますが、人から企画を求められて作る場合はそう簡単じゃない。あれは偶然、製作側の意図と私の企画がマッチした奇跡だったんだと思います。

アウトプットとインプットの引力

 テスト勉強中に部屋の片付けし始めるに近いことかもしれないですが、企画を考えたり脚本を書くときって、めちゃくちゃ他の作品やドキュメンタリーを見たくなります。そんな、いくつも同時にこなす体力はないんだけど。

 逃避行動の一種なのかもしれないですが、書きながらも「なんかまだ面白いものを見つけられるんじゃないか」という気がしてしまっているんですよね。相当欲張りなことだと思いますが。でも実際、来月配信になる連続短編ドラマなんかは、プロットを書いている最中にインプットした出来事から作品の方向性がグッと変わったりしましたし、やれるのであれば同時にインプットとアウトプットをするのも悪くはない。けど、今はそういうことしてるほど時間がないんだよー…。(と、自分いいい聞かせて、今日ももう少し書きながら考えます)

 提出日の6月1日は撮影日なので、なんとか明日中には仕上げて出したいですね。今回は、本気の企画提案というよりも、名前を送る意味合いが強くなるかもしれないですが。少しでもフックのありそうな物語を届けたいですね。

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