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21/09/12|仏・ PAMAの授賞式、結果がなんと…!?!?!!

11日にテアトルで色々と作品を観てきたあと、そういえば…と思い、9/1から開催中だったフランスのPARIS Art & Movie AWARDSのサイトを確認してみたところ、、、

…そういえば授賞式、今晩(日付回って12日深夜1時から)だった…!!

ということで、急遽、授賞式の映像もフルで見れるゲストパスを購入して、特設ストリーミングサイトで受賞式ムービーを見ることになりました。おさらいしておきますと、PAMAで『12ヶ月のカイ』がノミネートされていたのは…

・Best Feature Film(作品賞的なの)
・Best Director(監督賞)
・Best Production(制作現場賞?プロデューサー賞?なに?)
・Best DOP(撮影監督賞)

この4つ。そもそも4つもノミネートされていた時点で驚きなわけですが、まあ4つもあればどれか一つくらい当たるだろ…と思ってしまうのが人間のさがですよね。。いや、そこまで軽く見ていたわけではないですが…

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約70分のムービーを多少2倍速で見ながら(だって深夜1時過ぎ…)続々と発表されていく様子を見守ります。

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こちらは、『クイーンズ・ギャンビット』編集者のミシェル・テソロ氏。Best Editorのプレゼンターを担当されてました。

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『ダウントン・アビー』のジョン・ラン氏。彼のうしろの背景が物語る「俺は音楽家だ」圧がすごかったです。笑 彼はBest Comporserのプレゼンターでした。

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そして、ノミネートひとつめのBest DOPの発表…!結果は…

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無念…!!!まあそりゃそうだ!だって他の作品が強すぎましたもん!!

ちなみにBest DirectorとProductionもスマホの映像では記録を残していましたが、いずれも残念ながら受賞はならずだったのでここでの写真は割愛させていただきます。

そしてラスト、『セックス・エデュケーション』のプロデューサーであるジェイミー・キャンベル氏によるBest Feature Filmの発表… 

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私「……やばぁ………。」
(ガチでこの声)



授賞式ムービーを動画撮影していたスマホ、途中からちゃんとミニ三脚使うようにしてて本当によかった。三脚使ってなかったら、ガクブルな映像が撮れてしまってるところでした。(それはそれで味があるのか…?)

ともかく終始「やば」しか言えなかった。し、よくよく思い起こしてみたらフェニックスで『12ヶ月のカイ』の名前を聞いた時も「やば…」しか言ってなかった気がする。人間本当に、語彙力失くす時はがっつり失くすものなんですね…。

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プログラミングディレクターのマット氏もご満悦そうで本当によかったです!!!

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マット氏とはQ&Aの収録で一度直接話も出来ていたので、カイについてちゃんと知ってくれている人がこうしてガッツリ喜んでくれているというのは、国が離れているとはいえ私も嬉しかったです。Q&Aで話したことが受賞結果につながったのかどうか…は、分からないですが、日本の若手監督の作品を世間に売っていくことの難しさ、あまり英語が上手く話せないなりに仲間の力を借りてなんとか作品について届けようとした私たちの姿勢を多少なり受け止めてくださっていたのだとしたら、とてもとても光栄なことだと思います。


そして、このPAMAを経て感じたことがひとつ。

オンライン開催の映画祭だと、リアルに今この瞬間を誰かと身体的興奮として分かち合うことは出来なくて、自宅でひとりで受賞結果を知って終わり。もちろん、速報でLINEのやりとりをしたりSNSの更新をしたりで盛り上がりはしましたが、フィジカルなものが無い分、なんだかすごく変な感じがしました。これは昨年の田辺・弁慶映画祭の授賞式の時も思った違和感。

特に、8月にフェニックス映画祭で会場中からの拍手と歓声を体感した後だから余計にこの差を体と脳みそが察知してしまったような気がします。

状況的にしょうがないことではあるんですが、やっぱり対面しない(オンラインで実施する)ことによる熱量の違いというのは確実に存在しているのだなと痛感しました。特に、タイミング悪く私が週末も忙しくしていたからか、今回はあまり他の入選作品を見ることも叶わなかったというのが実情。あと、SNS等で他の監督さんたちとの絡みも特になかったので、「オンラインで作品を上映しているだけ」にとどまってしまったのは少し残念でした。(いや、これは私が上手く使えてなかっただけかもしれんが…難しい…)

昨年経験させていただいた田辺・弁慶映画祭に関しては、監督が全員集まってオンライントークをしたりというイベントがあったのでもう少し「いつもの映画祭に近いもの」を感じることが出来ました。1回でも良いので、映画関係者同士で話が出来る場があると、こちらとしても「作品の代表者として」きちんと勉強したり吸収したりしようと、気持ちが引き締まりますよね。

映画祭の意義は映画を上映するだけじゃない。

世界規模の映画祭になるとオンラインの実施自体ハードルが高くなってしまうのだと思いますが、それでも、私たち自身からも何か「繋がりを感じられること」を試していかなくてはなぁと感じました。うん、要はSNS。

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