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映画『12ヶ月のカイ』成長記録|2021/05/29

 今日はあっつかったですね。撮影中は特に、本番の時に冷房や扇風機を切っているので余計に暑い。スタッフと「アイス食べたい」と撮影中ずっと話していました。皆さんは土曜日どのように過ごしましたか?

『12ヶ月のカイ』のレーティングが決まりました。

 この成長記録の中でも、先月末か今月頭くらいにカイを映倫に出した話を書きました。先日、その結果が届いたのですが…なんと…

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 レーティングは【G】となりました!!!!!(パチパチパチ)

 正直PG12くらいを想定していたので、まさかGになるとは想定しておらず、電話で通知をいただいた時に思わず笑ってしまいました。
「G…ですか…?笑」

 見る人によって受け取り方が本当にさまざまな本作。こんな、物語で脳みそも倫理観も殴りにいくようなタイプの作品を「年齢に関わらず誰でも観覧できる」と判定いただけたことは、少し不思議な気がしつつも、こういう作品が広い世代にとって必要とされているような気もして、とてもありがたいですね。(勘違いかもしれませんが)これを逆手に、叶うなら10代のお客様からの感想とかも集めてみたいです。そのための企画的な試写をしてみても、面白いかも。

 映倫審査を通すことについては、映画人の中でも意見が分かれるところだと思いますが、私個人的には作品の特質やどんな劇場にかけたいかに合わせて、審査にかける・かけないは制作側が自由に選んでも良いと思っています。今回の『12ヶ月のカイ』に関しては、線引きが私の中でも微妙な作品だったので一応審査にかけておきたい…という形でした。あとは、夏のテアトル新宿の1日限定上映に向けて、1日限りとはいえどちゃんとお客様に安心して作品のタイプをお伝えしたい、という意図もあり。

 ちなみにレーティングに関しては、私が最近よく聞いている映画系ポッドキャスト「下から目線のハリウッド」という番組で、日本のレーティングとアメリカのレーティングについて面白く解説されているので、もしご興味あったら是非聞いてみてください。レーティングにしがらみがつきまとうのはどの国も一緒なのか…って、ハリウッドにも少し親近感が抱けるようになるかも…??


『12ヶ月のカイ』ってダークファンタジーだったのか…?笑

 審査後の通知書のあらすじに、私としては書いた覚えのない「ダークファンタジー」というワードが書かれていたんですが、あれ、カイってファンタジーだったっけ…???笑

 審査に出した時の書類を見返すと、私が書いたあらすじは、通知書のあらすじとは違っていました。「ダークファンタジー」という言葉は映倫の方が書いた言葉らしい…。ということは、審査した方が「これはダークファンタジーだ」と思われたってことよね…?言われてみればだけど、そっちの見方もそういえばあったかもしれない。

 「SF」「サスペンス」「恋愛」「カルト」「ダークファンタジー」…。

 ますます『12ヶ月のカイ』がどのジャンルの映画なのか、分からなくなってきました。

 宣伝しづらーい!笑

 まあでも、ジャンルがよく分からないということもここまでくれば魅力のひとつのような気がしてきたので、そっちの方向でプッシュしてくのもありかもしれない。「あなたの目に映るこの12ヶ月は、SFか、サスペンスか、ダークファンタジーか…!」みたいな??ジャンルにしばられない、うまい宣伝方法を考案していきたいですね。

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