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映画『12ヶ月のカイ』成長記録

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自主制作のSF映画『12ヶ月のカイ』がアメリカの映画祭にノミネートされ、21年8月上旬に渡米することになりました。「コロナ禍で海外映画祭に参加する」とはどんなことなのか。現実的な…
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#実録

21/08/25|日本入国から強制隔離ホテルまで

時差のせいで、このnoteに書いている内容が微妙に日付ズレていることに気づきました…。(超今更) ので、この日の内容は1.7日分くらいあります。(?) 飛行機の中で客室乗務員さんから渡された書類(記入済み)を持って、飛行機の着陸後順路に従って入国のための手続きを進めていきます。 ↑機内で配られた「健康カード」と呼ばれるもの。 健康カード感なくて、係員に最初もらってない紙かと思った。 こっから先は、入国手続きから強制隔離の宿泊所に行くまでの流れ。真面目に全部書くので少し長

21/08/16|『12ヶ月のカイ』ワールドプレミア、白熱のQ&A…!

ついについについに…! 本日は『12ヶ月のカイ』米国・フェニックス映画祭でのワールドプレミア上映でした!!!!! (屋外のフォトブースにて、左:JCC前島さん、右:亀山) 一昨日『The Shasta Triangle』を見たスクリーンと同じ約60〜70席ほどのスクリーンで上映。劇場内ほぼ満席のお客様にご来場いただき、上映後のQ&Aも大変白熱した時間でした。 ひとつ上映前に心配だったのが、一昨日『The Shasta Triangle』を見た時に画面の上下が切れてしまっ

21/08/15|言葉に依存しない表現は国境を越える

アリゾナ現地時間で8月14日、国際ホラー&SF映画祭のコンペ部門に上がっているSF作品とホラー作品を一つずつ、今日は見てきました。 ▼SFコンペ部門「The Shasta Triangle」 カリフォルニア州シャスタ群で起こる失踪・怪奇事件を扱った物語。ちょっと衝撃的だったんですけど、怪奇事件ものもジャンルとしてはSFになるんだ…???日本だとオカルト系はオカルト映画として確立していたような気がしたので、ここでSFというジャンルに分類されていることに少し驚きました。 謎

21/08/14|フランスのPAMAで4部門ノミネート!

寝たのは深夜3時だったにも関わらず、何故か日の出直前の5:40に目が覚めてしまいました。せっかくなのでホテルからの日の出の実景を撮影してみたり、朝から色々仕込み作業を…(職業病) 日本時間だと昨晩深夜に告知したのですが、フランス・パリで開催される PARIS Art & Movie AWARDS の【Best Feature Film】【Best Director】【Best Production】【Best DOP(ベストシネマトグラファー的な意味)】の4部門で『12ヶ月

21/08/13|ついに映画祭会場へ!オープニング作品にまさかの大号泣…!

これが世界か…。(エンドロール後も泣き疲れて立てない私) と、思わされる、圧巻のオープニング作品でした。 『CODA』日本にも来るといいなぁ…。 もちろん英語の作品だったのですが、主人公家族が父母兄が聴覚障害を持つ人々で妹だけ耳が聞こえるという設定だったので、映画は終始英語字幕付きで上映。字幕を追いながらでしたが9割がたストーリーが理解でき、周りのお客さんと同じように笑ったり泣いたりすることが出来ました…! …感……っ動……!(こんな体験が出来たということに) というの

21/08/12|作品完成から渡米までを振り返って。

アメリカ到着!現地時間8月11日18時、約20時間の旅程を乗り越えてなんとか無事にアリゾナ州フェニックス市のホテルに着きました。 広い!(空が) いない!(人が) 寒い!(部屋が) フェニックス市は、東京やニューヨークと比べるとかなり密集度の低い都市で、みんな基本車移動、建物と建物も距離があるので、屋外ではあまり人の姿を見かけません。(ショッピングエリアはもっといると思うけど)酷暑のエリアだからか、着いて早々ガンガンの冷房にノックアウトされました。タクシーも寒かったなぁ…

有料
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21/08/11|閑散、だけど動いてはいる羽田

ついに、渡米当日。 昨日の夜に劇場に行った関係でもう一度朝に劇場に寄らなければならず、重い荷物を転がしながらまずは新宿へ。その後、恵比寿で渡航用陰性証明書の受け取りだったのですが、荷物の重さがハンパなく、新宿駅の人混みと階段を乗り越えていく気力がなかったので恵比寿まではタクシーで行ってしまいました。機材持ってたし、機材運搬費ってことで良いよね…? 恵比寿のクリニックでは、受付のお姉さんが私の大荷物を見て「今からですよね?気を付けて行ってらっしゃい〜!」と声をかけてくれました