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映画『12ヶ月のカイ』成長記録

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自主制作のSF映画『12ヶ月のカイ』がアメリカの映画祭にノミネートされ、21年8月上旬に渡米することになりました。「コロナ禍で海外映画祭に参加する」とはどんなことなのか。現実的な…
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2021年8月の記事一覧

21/08/31|32歳、一年の目標は「時差に勝つ」

また一年、無事に歳を重ねることができました! 公私共に忙しない昨今ですが、ひとつひとつ、一点突破型な性格を上手く利用してメリハリのある一年にしたいと思います。 32歳の目標は「時差に勝つ!」 アホっぽい目標ですが、来年まで『12ヶ月のカイ』の映画祭参加が続く予定なので、今まで以上に体力面には気合を入れたい次第です。ランダムな生活リズムにどうやってバイオリズムを合わせていくか…。あれですかね、やっぱ瞑想とかした方が良いんですかね?(雑な知識) リズムが崩れると人間集中力も

21/08/30|映画祭の雑務vs私のポテンシャル

うれしい悲鳴も、周りをキレさせないレベルでお願いしたいところなんですが、如何せんそれだけの数の映画祭に応募した自分 × 『12ヶ月のカイ』のポテンシャルを見誤った自分(?)のせいで、9月10月は本当に不眠不休の映画祭月間になりそうです…。全部海外で時差半端ないのが余計につらい。仕事と映画祭のやり取りと映画祭参加とテアトルの上映、全てコントロール出来るか怪しいところに来てしまいました。ヒィエ…。 現状、まだ解禁できない映画祭も含め、入選・受賞が決まっている映画祭は11箇所。そ

21/08/29|アリゾナの情報誌Oasisに掲載!

フェニックス映画祭の前にも上映情報を載せてくださっていた、アリゾナ現地での唯一の日本語メディア・オアシスさん。『12ヶ月のカイ』ワールドプレミア後に行ったインタビュー記事を、なんと月刊誌のトップに掲載してくださいました! ▼こちらのサイトから、記事全文がご覧いただけます。 作品のことと今回の映画祭の事だけではなく、映画作りのきっかけについてもインタビューいただいています。 アリゾナに日本映画が入ってくることはとても珍しいと、JCCの前島さんもオアシス編集長の中村さんも仰

21/08/28|約18日ぶりの休息…?

会社的には有給をガツンと使って行った映画祭渡米だったわけですが、映画祭中も休むことなく日本とのやりとりや他の海外映画祭とのやりとりをしながら、連日3〜4時間睡眠で疾走していたため、この日が実質2週間半ぶりの休みでした。日本の土曜日ってこんなに平和だったけ…? 映画祭のトロフィーは一旦本棚の上に鎮座させました。お隣のベイダーサボテンは、オールドタウンでPCRテスト受けた時に隙間時間で見つけたもの。様々なアーティストさんが出展している雑貨マーケットで見つけました。 飾ってみて

21/08/27|強制隔離施設、ついに退所!

と、もうタイトルに書いてしまってるのでお分かりかと思いますが、27日夕方、無事に強制隔離から自宅隔離に移行いたしました! 下記にはその流れを少し。 もうね、皆さんも次のステップには何が必要かお分かりだと思います。 そう、PCRテスト! 通常7時頃に検査キットが配布されるアナウンスが流れていたのですが、この日は何故か6時45分頃には館内放送があり、7時よりも少し前にキットが配られました。明け方4時寝というウルトラ睡眠不足の体から採取した唾液で大丈夫か…、と不安になりながらも

21/08/26|PAMA、各国の監督とのパネルディスカッション

強制隔離二日目。 夜に『12ヶ月のカイ』がノミネートされたフランスの映画祭、PARIS Art & Movie AWARDS(略称:PAMA)の長編映画部門の関係者たちによる、オンラインパネルディスカッションの事前収録がありました。 ▼PAMAの今年の各部門ノミネート作品はこちら https://parisartandmovieawards.com/2021-winners-selection/ 長編映画部門は、アメリカ、イギリス、インド、日本からの作品が8作品ノミネート

21/08/25|日本入国から強制隔離ホテルまで

時差のせいで、このnoteに書いている内容が微妙に日付ズレていることに気づきました…。(超今更) ので、この日の内容は1.7日分くらいあります。(?) 飛行機の中で客室乗務員さんから渡された書類(記入済み)を持って、飛行機の着陸後順路に従って入国のための手続きを進めていきます。 ↑機内で配られた「健康カード」と呼ばれるもの。 健康カード感なくて、係員に最初もらってない紙かと思った。 こっから先は、入国手続きから強制隔離の宿泊所に行くまでの流れ。真面目に全部書くので少し長

21/08/24|徹夜の帰国準備からのヒヤヒヤの米国出国

『12ヶ月のカイ』受賞の喜びもそこそこに、その日の夜は深夜までSNSでの受賞報告のやりとりが続き、また別の映画祭とのやりとりをいくつかクリアしながらほぼ徹夜での帰国準備(荷物のパッキング)作業が続きました。1時間くらい仮眠をとって、着替えて空港へ。 チェックインの時間は余裕を持って向かっていたのですが、いざカウンターに着くと、しばしゴタゴタが発生…。陰性証明書を提出し、ここで初めて「ワクチン接種証明書」の提示を求められました。米国入国時には接種証明書の提示は求められなかった

21/08/23|PFF最終日、PCR検査に上映に予定盛り沢山!受賞結果は…!?

今思えば、もっと事前に調べておけば良かったような気もしますが、しかしcovidテスト会場のWEBにそこまで詳しく書かれていなかったので知る由もなかったといえばなかった事案…。 そう、帰国時に必要になる【陰性証明書】の取得についてのお話し。 映画祭会場のエリア内にもテスト会場があるということで、現地時間20日(金)のギリギリ72時間以内の時点でテストを受けていたのですが、このテストが実は日本政府の定める検査方法に当てはまらない検査方法しか対応しておらず、検査を受けて陰性だっ

21/08/22|『12ヶ月のカイ』2回目の上映!

しばしバタついてしまい、数日更新できなかったので、後追いでですがそれぞれの日の出来事をおさらいしたいと思います。 まず、この日は朝から『12ヶ月のカイ』フェニックス映画祭での2回目の上映がありました。上映開始が9:10だったので、8:30には通訳サポートの土井内さんとホテルで合流して映画館へ。前夜も本当はパーティーがあったのですが、この日が朝早かったので、パーティーはマイカと夕飯を食べる程度に留めておきました。(この最中に、彼女が実はKPOP好きで、私と推してるグループが同

21/08/21|スターウォーズの人(言い方雑)に会えた…!!!

昨日のカルチャーショック(?)はほどほどに、それでも映画を見ている間は人と話さなくて済むからひとまず映画館に行こうとう気持ちで映画祭会場に。 映画を見る前に、近くのPCRテスト会場で陰性を確認してから、Harkins Theaterに向かいました。案外簡単だったし、無事に陰性でした!一安心! この日見たのは、『Last Night in Rozzie』(ヒューマンドラマ、オールジャンルのコンペ作品)、『In the Dark of the Valley』(ドキュメンタリー

21/08/20|言葉じゃないとかパッションだとか、案外嘘

もう少し期待していた自分がいたのが正直なところ、まあ現実はこんなもんか…感が否めなくて、これから先をどうしようかなと少し頭を抱えています。 昨晩、この映画祭期間中で初めてのFilmmakers Dinner(映画制作者オンリーの懇親会)がありました。コロナ禍だからかそれともいつも通りだったのかは分かりませんが、思ったよりもこじんまりとした懇親会でした。立食のパーティーだと勝手に思っていたので、着席式だったのが何よりも驚いた、、(笑)日本でよくある、「居酒屋で座って飲み会する

21/08/19|アリゾナに来て思ったこと、雑感

ざっくりとですが、渡米前のイメージと違ったな、こういうところ知れて良かったな、というものをここまでの体験でふんわり書き残しておきたいと思います。 1)そこまでの英語力じゃなくても、聴ければなんとかなる以前NYやフロリダに行った時も思いましたが、聴き取りさえなんとかなればそれなりにコミュニケーションは出来ます。時間が経てば、聞き取りの勘も良くなってくる気がする…?渡米前にDMMオンライン英会話でフィリピン英語ばっかり聞いていたので、ネイティブの英語が聞き取れるのか若干不安はあ

21/08/18|Vail Film Festival 入選&セドナでエネチャージ

フェニックス映画祭中ではありますが、またしても一つ吉報が届きました! アメリカ、今度はコロラド州で開かれるVail Film Festivalに『12ヶ月のカイ』がノミネート!この映画祭も今年が18年目という、長く続いているローカルの映画祭です。フェニックス映画祭のノミネート以降、アメリカの他の映画祭でのノミネートが続いており、非常に嬉しいですね。 ちなみに、アメリカの映画祭では、アリゾナ州(Phoenix Film Festival)、カリフォルニア州(Queen Pa