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水菜月
2020年5月2日 19:01
私は長らく、自分は何かを受け取る側の人間だと思っていた。というより、今も、そちら側の人間だと思っている。誰かが素晴らしい作品を創り出す。私はそれを受け取って、眺めて、甘受して、満たされていく。その役割はきっぱりと分かれていて、二つの世界は交わりはしない。ずっと、その作品たち、小説であれ、写真であれ、映画であれその素晴らしさを「どう」受け止めるかが私の課題であった。それを誰かに伝え