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天の空を受けるため、みるくの盆を準備したら 滴る雫を一滴、ただ一滴、ぽたりと受け取ろう。 ミルククラウンみたいにダンスするその者たちは 手をつないで無邪気にくるくる回って、光の渦を作る。 羽ね跳んだ、たんぽぽの精のように。 たまごのようにつるりとして 白きみるく色の輝きを放つ今宵の月を愛で 私は酔いながら身震いをして、ブランケットを引き寄せる。 落ちて散らばっても美しいあなたの中身は 透明な液体で満たされている。 半透明なのか、無色透明なのか 虹色に光るものを抱えた透明
林檎には、思い入れがあるの。 こどもの頃から、だいすきだった。 それはリンゴであり、りんごであり、時にアップルであり 身近でありながら、特別な果実。 私は冬の物語の中で、何度となく林檎に触れている。 白い雪に対比して、使いたかった真っ赤な林檎。 そういえば「あれは対比の物語だね」って言われことがあるな。 あまずっぱくて、シャリシャリしていて まとったマントの色が綺麗で、いい匂いがして フォルムが手になじんで、どこかやさしい君。 🍎 種類ではね、紅玉が他を圧倒的に抑え