まるい母の話
こんにちは。武藤崇史(d_tsunagari)です。
昨日は母の日でした。
うちは妻が用意してくれたギフトに、短い手紙を添えて贈りました。
「プレゼント届きました、ありがとう。」
当日の朝、母からLINEがきてました。
「いつもありがとう。大事につかってね。」
と返事をしました。
あとで妻に確認すると、中身は神戸の洋菓子だそうです。
わたしの母はやさしく、天然と持ち前の明るさで家族を笑顔にしてくれます。家族のなかでは、いじられ役に徹しています。
父は昔から母のことを「まるっちょ母さん」とよびます。
まるっちょは、”太ってる”という意味です。
「だ〜れがまるっちょだコラ」
ベテラン芸人”まるっちょ武藤”は、使い古されたいじりに
今でも全力でツッコミを入れてくれます。
それをみてゲラゲラと、家族全員が悪い笑いをするのです。
・・・
「まるい」と「とがる」は、対比の表現でつかわれたりします。
とくに表現の世界では。
「まるい」は柔和で保守的、「とがる」は革新的で刺激的。
尖ってる方がかっこいい。若者よ、もっととがろう。
最近はそんなイメージで使われます。
こっちの意味でもわたしの母は「まる」だとおもいます。
ものごとを穏便にすすめようとするし、議論をするのも好きじゃありません。
でも、そんなまるい母を家族みんなが好きです。
だからこそ、まるい母のいる実家にかえると落ち着きます。
「丸ってのは角がない、一番やさしい形なんだよ。」
10年以上前に雑に母をいじって怒らせた父が、言い訳のようにいった一言をわたしはずっと覚えています。
そういうことなのかもしれません。
とがってないけど、母のカレーライスは三ツ"星"。作ってくれたマスクのデザインは最"先端"。
母は今でも十分武藤家の"星"、いや、太陽です。
いつまでも、元気なまるっちょでいてください。
こんなnoteをみせたら、まるっちょ母さんはなんていうでしょう。
第一声は、きっとこう。
「だ〜れがまるっちょだコラ。」
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