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【読書】世に棲む日日

歴史ものの小説で、好きな本を紹介します。
司馬遼太郎氏の本が好きでよく読みます。本当に登場人物の言葉じゃないかと思います。
「世に棲む日日」は4冊セットで、主人公が吉田松陰、高杉晋作、伊藤博文と変わっていきます。

幕末の黒船来航から始まる動乱の中、吉田松陰から始まる松下村塾から輩出された高杉晋作、伊藤博文が世の中を動かしていきます。

吉田松陰
司馬遼太郎氏が表現するには「純粋」。
好奇心や思想に対してまっすぐに行動する。直球勝負。黒船がやってきて、後先考えずにそれに乗り込み、投獄される。


高杉晋作
高杉晋作は吉田松陰の思想を受け継いで幕末の世を暴れ回る。奇兵隊を編成して幕府と戦う。
この行動力は手に汗握るし、ワクワクする。
辞世の句が特に好きで
おもしろき こともなき世を おもしろく

自分の行動で世の中を変えてきた高杉晋作が言うからカッコイイなと思います。


伊藤博文
伊藤博文も松下村塾の塾生で、初代の内閣総理大臣になった人です。

伊藤博文に関しては、吉田松陰、高杉晋作ほどのエピソードは書かれてませんでしたが、一つの村の塾生だけでこんなに影響力のある人物を輩出している松下村塾がすごいです。
その創業というか、塾を開いた吉田松陰の思想と人としての魅力が凄いと思います。
松下政経塾、盛和塾から人物が輩出されているように、身をおく場所が大事ということもわかります。
身を置く場所にこだわって自己実現していきます。

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