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本の感想

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#読書

感想 明治殺人法廷 芦辺拓 明治の空気がビシバシ伝わってくる密室殺人事件。法廷の雰…

すごく面白かった。 時代は明治、大阪にて質屋の一家が惨殺された。 生き残ったのは少年と赤子…

武藤吐夢
12時間前
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感想 異次元緩和の罪と罰 山本 謙三 確かに経済的には恩恵を受けたが、その間に出来…

少し前に、日銀が異次元の金融緩和を是正すると政策変更を匂わせたら 一気に為替が20円円高と…

武藤吐夢
1日前
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感想 透明カメレオン 道尾 秀介 雰囲気がカラスの親指に似ていたので嫌いじゃないが…

この作品について僕が低評価なのは理由があります。 本書の雰囲気が、道尾作品の中でもとくに…

武藤吐夢
2日前
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感想 777トリプルセブン 伊坂 幸太郎 殺し屋シリーズ最新作。前作は傑作で新幹線で…

超高級ホテルの一室にプレゼントを届けるという「簡単かつ安全な仕事」のはずだったのに・・・…

武藤吐夢
4日前
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感想 決壊上下  平野 啓一郎 この世界に対する悪意のような感情が、塊となり無理…

著者は、この作品を描いた時、本当にまともな精神状態だったのだろうかと疑いたくなるような、…

武藤吐夢
6日前
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感想 グレイラットの殺人   M・W・クレイヴン ワシントン・ポー刑事シリーズ第四…

前作が神回だけに、期待値を上回ることは出来なかった。 まず、パターンが鼻についた。 また、…

武藤吐夢
7日前
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感想 キュレーターの殺人 M W クレイヴン 物語が進行していくにつれて、作品の全体像が変化していった。三作中一番の出来。

このシリーズは間違いなく面白い 海外ミステリーは登場人物が多く複雑で筋を追うのがやっとになることが多いのですが このシリーズは、わかりやすく、それでいてミステリーとしても魅力があるので好きです その魅力の核は、ワシントン・ポー刑事のキャラの濃厚さだと思われる 人間の切断された指が街のあちこちで発見される という事件が発生する クリスマスのプレゼントとして用意されたマグカップの中に入れているとか、かなり悪趣味でインパクトもある。 現場には#BSC6という謎めいた文字列が残さ

感想 ブラックサマーの殺人  M W クレイヴン ワシントン・ポーシリーズ第二弾。前…

ワシントン・ポーシリーズの第二作 このシリーズは、彼と仲間の二人の女性の絡みが魅力的 ポ…

武藤吐夢
9日前
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感想 ストーンサークルの殺人  M W クレイヴン  ストーンサークルに焼死体、連続…

英国推理作家協会賞最優秀長篇賞ゴールドダガー受賞作。 確かに面白い。単純だけどスリリング…

武藤吐夢
10日前
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感想 タイタンの妖女  カート・ヴォネガット・ジュニア  知らない間に自分たちの…

SFの世界では有名な作品です。 爆笑問題の所属する事務所は、タイタンと言いますが 本書から…

武藤吐夢
12日前
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感想 炎環  永井 路子 北条家の黒歴史が凝縮された、この短編集を読むと鎌倉幕府が…

もしかすると、この作品は大河ドラマ 『鎌倉殿の13人』 のベースになったのかもしれない。 …

武藤吐夢
2週間前
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感想 レゾンデートル  知念 実希人 初期の知念さんの作品。ミステリー要素よりエン…

知念さんの初期の作品です。 エンタメ色が、かなり強くて一気読みでした。 ミステリーとしては…

武藤吐夢
2週間前
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感想 殺戮の狂詩曲 中山 七里 御子柴シリーズ6作目。介護施設に勤務しながら9人もの…

介護の仕事は劣悪だと聞く。 低賃金で過酷な勤務。入所者からの暴力だってある。 相手はボケて…

武藤吐夢
2週間前
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感想 復讐の協奏曲 中山 七里 今回は女性秘書が容疑者。なかなか過去が複雑。シンプルだけど面白かった。

今回は、タイトルに犯罪が象徴されています。 そのまま、復讐です。 依頼人は、御子柴弁護士を影ながら支える秘書の女性。 どうして、彼女は御子柴の会社で働いているのか、その過去は・・・・。 かなり複雑な過去の持ち主ですが、事件とは無関係です。 背後にある真犯人の意図と関係してくる。 彼女が殺害したと疑われた男性は何股もかけていた品行の悪い男で、それも仕事の足しになるような情報を集めるだけに女性を利用していた人でした。 犯人に感謝する人がこんなにいるって、どういう状況なのか