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文化系トークラジオLife「さよならTwitter~私にとってのSNS」のポッドキャストでメールが読まれました

文化系トークラジオLife』に投稿したメールが番組のポッドキャストで読まれました。この番組は、さまざまなテーマについて出演者が朝まで語り合うトーク番組です。偶数月の最終日曜日の25時からTBSラジオで放送されています。8月の番組のテーマは「さよならTwitter~私にとってのSNS」。募集されたメールのテーマは「自分が使っているSNSが突然大きく変わってしまったり、廃止になってしまったら、あなたはどんなことを感じますか?」です。ちょうどよい機会だったので、久々にリアルタイムで聞きながら、𝕏に変わってしまったTwitterへの思いを番組に送ってみました。以下番組に送ったメールです。

こんばんは。元Life助手の小嶋裕一です。Twitterのアカウントは、ミュートボックス(@mutevox)です。

自分が最も使っているSNSはTwitterです。最近は投稿も減りましたが、これまでに9.7万のツイートを投稿しています。私はTwitterで、大きく人生が変わりました。Lifeでもおなじみの津田大介さんとTwitterで出会い、彼のもとで6年間働きました。その仕事をやめる原因となったのも、やはりTwitterです。仕事をやめたのは慢性化した腱鞘炎の治療のためです。その腱鞘炎の原因は、Twitterで行った原発事故に関する会見のテキスト実況でした。

Twitterは、昨年10月のイーロン・マスク氏による買収以降、大きく変わりました。サービス名は「X」に変わり、ツイッターバードという鳥の形をしたロゴも「𝕏」の文字になりました。Twitterは、名前やアイコンだけでなく、仕様も大きく変わってきています。今まで無料で使えていた機能が、月額課金しなければ使えなくなりました。最近は、Twitter(𝕏)を開くと、「広告収益配分を受け取れる可能性があります」と表示されるようにもなりました。月額課金して、一定の条件を満たすと、広告の表示回数に応じて、収益配分を受け取れるとのことです。これを読んで、「お金をあげるから、先にお金を払ってください」なんて、なんだか還付金詐欺のようだなと感じました。

民間企業のサービスですから、利益を上げるための仕様変更は仕方ない面もあります。しかし、Twitter(𝕏)のモデレーションの方針には同意できません。マスク氏による買収後、Twitterは凍結されていた右派アカウントを復活させ、広告収益を分配しました。また、表現の自由を理由に、ヘイトスピーチ投稿を放置しています。

Twitterが大きく変わって感じたのは、「未練」です。例えるなら、昔付き合っていた恋人への感情のようなものでしょうか。かつての恋人は変わってしまいました。今は距離を置いて、新しい恋人を探しています。新しい恋人の候補はたくさんいます。Threads、Mastodon、Bluesky、Nostr、T2、Spill……。Blueskyが第一候補かな。だけど、Blueskyにいるときも、Twitterが気になってしまう。実際にTwitter(𝕏)で大きな仕様変更があると、Twitter以外のSNSでも大きな話題となります。もういっそのこと消えてなくなってしまえ、と思う一方で、変わる前の恋人に戻って欲しいとも思う。そんな相反する感情を抱えています。

※ちなみに、メールを読んでくれた出演者の山本ぽてとさんは、「Nostr(ノストル)」が読めませんでした。

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