見出し画像

メイクへの目覚め、介護美容

正直、メイクは好きだったけど、自分にとっては難しいと思っていたし、分からないことが多いと思っていました。友人から教わってばかりでした。

小さい頃から新体操の発表会で、先生がメイクをしてくれていました。日常的なメイクよりも派手な色で、遠くから見てもわかるぐらい濃いメイクです。小さい頃はメイクをして貰えるだけでも特別で嬉しかったので、毎回この時間が楽しかったです。メイクをされているだけで気分も上がるし、違う自分になれている気持ちでした。

また中学生頃からヴィジュアル系のバンドも好きで、濃くて別人になれるようなメイクが好きでした。

高校頃から、新体操を教えている子供たちにメイクをしていました。

大学生4年生の秋、小さい頃から新体操を一緒にやっていた友人の誘いで、CMのメイクを担当させて頂きました。友人は映画を撮るサークルで、そのサークルが依頼されたCMのお手伝いでした。
友人は私が新体操のメイクをしていたことを知っていたため、カラフルさがテーマのCMのメイクに私を呼んでくれました。
この時が初めてメイクでお金を貰えた経験でした。
専門でメイクを習った訳でもないので、少しでも役に立てるよう、独学で色々勉強しました。ただメイクをするだけでなく、モデルの方(演者の方)が休憩する時も付きっきりで日傘をさしたり、メイクを直したり、メイク中もリラックスして貰えるように話をしたりしました。
また、たった数十秒の映像を撮るのに、何時間もかけて、多くの人が関わってできているという現場に立ち会うことが出来て、とても貴重な経験でした。

この経験で様々な繋がりができました。
私が今被写体をできているのも、ここで出会った方のおかげですし、そこから舞台でのメイクのお仕事にも繋がりました。

ナチュラルなメイクは未だに苦手というか、模索する日々ですが、カラフルで特殊なメイクをする時はとても楽しいです。

そんな私が見つけたのは『介護美容』という仕事でした。

介護美容とは、介護を要する高齢者に美容サービスを提供するものです。ヘアカット・スタイリング・メイクのほか、場合によってはハンドやフットのケア、セラピーなども行い、高齢者の見た目だけでなく心身全体にアプローチします。

リジョブ『介護美容とは』


これは私が唯一自分で見つけた目標というか進路だと思います。私はメイクもネイルも好きなので、私が好きなことを沢山できて、尚且つ人を喜ばせることが出来るこの仕事は最高だと思いました。
今はこの介護美容を専門に学べる学校に通うため、費用を貯めたり、美容についての勉強をしているところです。また、介護美容にはエンゼルメイクも含まれています。エンゼルメイクとは亡くなった方の顔や体に化粧を施すことです。エンバーミングにも興味があったので、私にうってつけだと思いました。

将来的にはこの介護美容の仕事と、舞台などのメイクの仕事を行っていきたいと考えています。もちろん新体操の指導も。
あくまで今現在の考えなので変わっちゃうかもしれませんが、少しでも夢に近づけるように、今できることを1個ずつこなしていきたいです。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!
あなたの明日が素敵なものでありますように!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?