友人のお金

親が私の友人に対して「あの子は学習障害がありそうね」と発した。

なんとなくイラっとした。

それは、友人が馬鹿にされたことに対してではなく、親の言い方に対してだったと思う。

障害があるからあーだこーだと決めつけるのは私の性に合わない。

とはいえその友人にもモヤモヤしたので、反論もしにくく。

その友人は借金をしている。

給料の良いところに職場を転々としているはずなのに、いつも「お金厳しい」と言っている。

私の倍くらいの給料をもらっているはずなのに、私よりお金に困っている。

友人はお金の管理が甘い。

驚いたのは、給料日を知らなかったことだ。

「引き落としされるものがあるから、口座にいくら入っているか確認する」と言いATMへ行き、戻ってきた友人が発した言葉は「給料入ってなかった」

私が「給料日いつなの?」と聞くと「わからない」

さすがの私もそれはどうだろうかと思い「給料日くらいは把握しておいた方が良いのでは?」と言うと「まぁここ短期間だったし」と返される。

私も短期の仕事はちょくちょく経験があるが、まず給料日を確認するタイプだったので驚いた。


その友人はお金がないと言いながらも、スマホは「Wi-Fiのパスワードの入力がめんどくさい」という理由でギガ数の多いプランを選択している。

「その分金額かからない?」と聞くと「まぁネットフリックスとAmazonプライムビデオ見れるから、その登録料も考えたら多分トントンくらいだよ」

借金があってお金がない人はサブスクを使うなとまでは言わないが、どちらも登録すると考えるより、Wi-Fiなどの契約をしてギガ数を下げてどちらか片方だけの登録にした方が安いのではないのかなぁと考えながらも、検証したわけではないので口にはしなかった。

そんな感じで、その友人は「お金がない」が口癖なのにも関わらず、お金の使い方が私から見るとよくわからない。

私もお金の使い方がうまいとは言えないが、20歳くらいの時に最低賃金のバイトで働きながら約1年半で100万以上の貯金をしたことがある。

もちろん掛け持ちや夜勤のバイトではなく、普通に昼間だらだらとコンビニで働いただけ。

要は私はあまりお金を使わないタイプの人間なので、友人のような考え方は理解に苦しむ。

私は仕事もお金もなくても、生きる分にはなんとかなると思っている。

友人は仕事がお金がないのは不安らしい。


友人はめんどくさいことを考えるのが苦手だ。

おそらく『非認知能力』というものが極端に低い。


少しでもめんどくさい、嫌だと思ったことには蓋をして見ないふりをして逃げる。


借金もその流れになっているように私には見える。


お金が足りない→お金を借りよう→お金ができた、良かった→終

また足りなくなった→お金を借りよう→お金ができた、よかった→終

この繰り返しだ。

特別ギャンブルをやっているようには見えない。

もしかしたらギャンブルやそういうものに手を出しているが私にはいってないだけかもしれないが。

いつか身を滅ぼすのだろうなぁと他人事として見ている。

友人とはいえ、助けられるものと助けられないものがあるから。

仕方ない。

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