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ソーシャルワーク実習の授業で見学実習を実施しました

みなさん、こんにちは。社会福祉学科教員の小高です。

さて、今日はソーシャルワーク実習の授業の一環として実施した、見学実習についてご報告します。

社会福祉士の国家試験の受験資格を取得するためには、ソーシャルワーカーが活躍する福祉の実践現場で、240時間の実習を行う必要があります。本学科では、実習を希望する学生さんが最初に必ず履修する科目が、2年生の後期に開講されるソーシャルワーク実習指導1です。

この科目は、一クラス8名程度と小人数で、外部講師の講義、調べ学習、グループディスカッションやプレゼンテーションなどを通じて、実習に求められる姿勢、知識やスキルなどを身につけていきます。

また、ソーシャルワーカーが働いている現場に見学実習として訪問します。クラスごとに訪問先は様々です。今年度は、社会福祉協議会、児童養護施設、就労支援B型事業所、特別養護老人ホーム、特例子会社などに伺いました。

私、小高のクラスは、大学から徒歩5分のところにある、特別養護老人ホームめぐみ園を訪問しました。ここには武蔵野大学社会福祉学科の卒業生が複数名勤務しています。

当日は、めぐみ園に生活相談員として勤務する卒業生2名、高橋さんと大津さんが対応してくださいました。生活相談員は、施設に入所を希望する方や、入所されている方、またそのご家族からの相談に乗り、その方たちがより良い生活や人生を送ることができるようにサポートしていきます。今回の見学実習では、施設内見学の後、施設の特徴やソーシャルワーカーの業務についてご説明いただき、学生からの質問にも一つひとつ丁寧にご回答いただきました。

施設の特徴やソーシャルワーカーの業務について説明を受ける学生たち

この授業では、見学の前に事前学習、見学の後に事後学習と見学実習報告会を行います。

事前学習では、各クラスの見学実習先について、グループで調べ学習をします。事後学習では、見学で学んだこと振り返り整理します。そして最後に、見学実習報告会で、クラスの一人ひとりが別のクラスにおもむき、事後学習でまとめたことを発表し合います。違う事業所で見学実習を行ってきた学生の報告を聞き、ソーシャルワークの実践について更に学びを深めていきます。

見学実習報告会の様子

ソーシャルワーク実習指導1を履修する学生さんたちは、来年度の実習に向けて、着々と準備を進めています。

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