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時代錯誤

仕事中の話。

電話が鳴る。

電話をとると、電話先の男性が所属と名前を言い、

「だれか課長とか部長とか上の人います?」

と聞いてきた。

「あいにく今不在にしております。担当でよろしければ要件伺いますが」

と伝えると、

「いや、だれか上の人じゃないとダメなんだ」

と言われた。

先方の所属と間帯的にだいたい問い合わせの内容は予想できていたし、私でも対応できるはずなんだけどな、、、と思ったので、もう一度要件を聞くと、やっぱり上の人じゃなきゃダメと言い、「かけなおす」と電話が切られた。

数秒後、また電話がなった。

今度は私の隣に座っている同僚(男)が電話を取る。どうやら、つい今ほど私が電話を取った「上の人だせおじさん」らしい。

、、、ん?なんだ。となりの同僚には普通に要件を話しているみたい。案の定、問い合わせ内容も予想していたものだった。

「上の人だせおじさん」に教えてあげたい。今あなたが話している私の同僚は、課長でも部長でもない。なんなら役職は私と一緒の平社員よ。

私の声がお気に召さなかったのかしら(笑)。

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