サヨナラトーキョー
どうも、こめっこです。
津波のアラート、久々に不安になりました。
ムスメちゃんがいる中でどうしたらいいんだろうとモンモンしてしまいました。
備えなければ。
昨日の夜、突然思い出したことを今日は書きます。
***
私は大学から就職して数年、トーキョーで暮らしていた。
私が地元に戻ることになり、最後の夜、Aちゃんと飲みに行くことになった。
Aちゃんは1つ年上の美容師で、私が住んでいた駅の近くの美容室で働いていた。
出会った頃、Aちゃんはまだアシスタントで毎日クーポンを配っていた。友人がいなかった私は毎日駅前で顔を合わせるAちゃんと話すようになったのが、仲良くなったきっかけだった。
普段はこんなことにならない。ホームシックだったのかもしれない。
トーキョーで最初に仲良くなったAちゃんに、トーキョーを去る日も見送ってもらうことになったのだ。
最後の日、Aちゃんと待ち合わせていると偶然Aちゃんの同期だったBくんと会った。Bくんも当時は駅前に立っており、よく話していた。Bくんは後輩のCくんと飲みに行くところだと言い、私たちと一緒に飲みに行くことになった。
焼き鳥を食べてしこたま飲んだ。
どうでもいい思い出話で笑った。
カラオケも行って、夜が明けた。
AちゃんとBくんは休みだったけど、Cくんは仕事だって言ってた気がする。
最後は始発が動き出した駅前でお別れした。
私たちが出会った場所だ。
始まった場所で別れる。悪くない。
Aちゃんとハグした。
Bくんとは握手だっただろうか。
Cくんとはグータッチをした気がする。
私は1度アパートに戻り、仮眠した後に荷物の最後の整理をして、アパートを後にした。
あの美容室の前でCくんは働けているのかと思いを馳せた。
新幹線から眺めるトーキョーは上京したときと同じようにキラキラしていた。
トーキョーで初めて暮らした町で、初めて仲良くなったひとたちに見送られて幸せだと思った。
トーキョーを眺めながら、涙が溢れた。
しかし、Cくんとは初対面だった。
(たぶんすごいいいひとなんでしょうね!)
***
では、またお会いしましょう。
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