2024春公演キャスト・スタッフブログ⑧

 どすこい この春東工大に入学した24B情報理工学院のH.T.です。
 テーマは「爆発させたいもの」でなんか書くらしいですが、今回は既に爆発させたものをここに載っけようと思います。

 情報理工学院らしく、Unityで万有引力のシミュレーションを行ってました。(言語はC#を使用しています。)
 下の動画は、太陽と地球と月が公転する様子です。
 何も厳密に質量や半径を現実の値に則したものではなく、比率だけ近くしています。

 で、私がしたかったことは何かというと…惑星ができる様子を見てみたかったんです。
 東工大生は初年度に宇宙地球科学を履修するのですが、私が受けたその授業によるとまずガスや塵の集合体があって、力学的に角運動量がどうのこうのなって、最終的に円盤状になって回転するらしいです。
 この様子を実際に見てみたかったのです。

 というわけで、まずガス…というか小さな素粒子を作る必要があって、2×2×2個密集させた様子です。

 お互いに万有引力で引かれ合ってますが、極めて安定しています。
 次に3×3×3個密集させた様子です。これが一番面白いです。


爆発しました!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

(テーマ回収)

 どうしてこんなことになるのかは分かりません。エネルギー保存則に則ればこんなことは起きないはずですが…多分、お互いの距離が近くなりすぎて、スイングバイと同じ現象が起きてるんだと思います。そして物体が速くなりすぎて、物理演算が正しく働いてない…とかそんなところだと思います。

 この調子で数を増やしていき、惑星が形成される途中で発生するはずのガスが円盤状になる過程を見ていきたいのですが、結論から言うと無理でした。
 重すぎてパソコンがアチチチチチチチチチチチチチチチチチチになっちゃいます。せいぜい4^3個の素粒子を動かすのが限界です。
 もちろん一番愚直なアルゴリズムを使っているからというのはあると思いますが…(ある1個の素粒子と他のn個の素粒子との相互作用を考えています。それをn回やるので、計算量のオーダーはn^2とかそこらになります)

 多分、UnityではなくC言語あたりで一から書かないとダメだと思います。
 あと、東工大生はなんと国内で2番目に早いとされるスーパーコンピューターであるTSUBAME4が使えるらしいので、これの使用を検討しています。


 それでは、ここまで記事を読んでくださりありがとうございました。

 では、最後に宣伝だけして終わろうと思います。

□■□■□■□■□■□■□
東京工業大学演劇研究部劇団娘の予感 2024 春公演
『起爆』
公演時間:約20分
日時:4月28日(日) 11:00〜/14:00~/16:00〜
  4月29日(月) 11:00〜/14:00〜
場所:東京工業大学大岡山キャンパスWL1-201(旧W521)講義室特設舞台
アクセス:東急目黒線・大井町線大岡山駅より徒歩10分
※予約不要、観劇無料です。
※開場は開演の30分前です。開演5分前までにお越しください。
※無料カンパ制です。
公演に関して、ご不明な点などございましたらお気軽にお問い合わせください。
Mail: musumenoyokan@gmail.com
Web: https://titechdramaclub.yu-nagi.com
X: @musumenoyokan
□■□■□■□■□■□■□

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?