じゃあ一体どうすれば良かったんだ

フラッシュバックという現象がある。ふとした時にある時の記憶が蘇る。無作為に、唐突に。フラッシュバックは正確にはPTSDなどの症状の1つとして使われる用語らしい(Wikipedia曰く)。私はそこまでではないのだが、現象として同じなのでここではこの言葉を使うこととする。

先ほど無作為と書いたが、無意識下では何か作為的な選別が行われているのであろう。蘇る思い出は大抵良くないことばかり。時系列こそバラバラだが…。そうして蘇ったものに対して私は辟易しながら突っ込む。

「じゃあ一体どうすれば良かったんだ。」

過去の後悔や傷に関してもちろん「こうすれば良かった」という感想戦みたいなことはもちろんやっているし、その改善案も理解している。その上での「どうすれば良かった」なのだ。あの時のあの場所の自分はそうすることは出来なかった。そして傷になった。だからどうすることも出来ないのだ。あくまで経験した後の自分の「こうすれば」は神様視点で、後出しジャンケンで天の声で…。

模範解答なんて意味がなくて、だからと言ってもう当時には戻れないから本当の「どうすれば良いか」なんて見つからない。
だからこそ思うのだ。

「じゃあ一体どうすれば良かったんだ。」って。

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