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後ろ向きに生きるな

あるところで小説を書いています。
救いようのない胸糞悪い話です。
(最高順位25位)
【テーマ】
イジメ/虐待/PTSD/貧困/性虐待
など。
あえて嫌われがちなジャンルです。
元ネタは、私の9歳から29歳まで
書き続けた日記。

何でこんなの書いてるか。

ネガティブに生きている人が多いから。

・・・それだけ。

後ろ向きでネガティブに生きてて、
面倒くさくないのかなと思います。

1日24時間しかないのは皆んな同じ

それを過去を見て生きるか、
今とこれからを見て行動していくか全然違うと思う。

これを読んでる方の過去に
何があったか知らない。
街中で今日これからすれ違う人の
過去だって知らなくて当たり前。
けれど、
誰もが皆んな“ 心に傷 ”を持っているでしょう。
傷ついた事がない人なんていない
でしょう。

心に傷があるから何なの?と思う。

それを越えたり、
背負っていく覚悟を持てば、
いろんな事が

“大した事じゃない”
事に変わる。


これは私の価値観だから、
他の人はどうか知らないし、
押し付ける気もない。

いい年した大人が
甘えてんなよ。

と、思うことが多いんです。

痛い思いした分、
痛い思いした人に寄り添える人間でありたい

そういう意味で痛い思いしてきたんじゃないかと思うと、どの経験も、
悪くなかったと思う。

経験してなきゃ分からないもの。

経験した人の言葉は少なく重い。

私の知り合いに先の戦争で足を
失いかけ、治療もままならないまま
約1週間かけて日本を列車に揺られ
九州から北海道に疎開した人がいる。

九州の小さな駅で親と別れた。
わずか8歳の大怪我をしたままの
我が子におむすびだけを持たせて
列車に乗せたお母様の気持ちには
察するに余りある。

その街は数日の後、空襲を受け、
親も友人も…
それきりだったとの事。

残ったのは、自分の足だけ。

そんな人生の先輩は口癖の様に

「今を生きろ」

と言う。

過去は振り返るものじゃないし、
そんな暇はない。
心身の痛みから学びつづけ、
甘えずに「今を生きる」

後ろ向きに、生きるな。

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