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「利用者様と飾り作りがしたい」その想いを叶えた若手スタッフにインタビュー!

■氏名:長谷川 七海
■役職:musubi Group介護事業本部 
    ホーム事業部 住宅型有料老人ホームmusubi 
    アシスタント
■経歴:2022年5月1日 中途入社


-飾り作りを始めたのはいつ頃からですか?

前職のケアハウスのときに始めました。そこには2年半ほど勤めていたのですが、入社して半年ほど経ったときに初めて飾りを作りました。私が入社したのがちょうどコロナウイルスの感染が拡大した頃だったので、 外出ができない状況だったんです。そこで、建物の中にいても季節を感じることができるものを作れたらと思って始めました。ケアハウスでは夜勤に空き時間がかなりあったので、その時間を使って秋の紅葉やいちょう、どんぐりを作りました。それを壁に貼ると利用者様がとても喜んでくれて、「次は?次は?」と聞かれるようになって、やめるにやめられなくなりました(笑)

-利用者様が長谷川さんの飾り作りを楽しみにされていたのですね。そこからmusubiに転職されたのはどうしてですか?
違う形態で働きたかったことと、1時間ほどかかっていた通勤時間も短縮したいと思って転職を考えていました。「住宅型有料老人ホームが良い」と決めていたわけではないのですが、ケアハウスのことは知ることができたので、違う施設形態も知りたいと思っていました。
スマホで求人を見ていたときに偶然見つけて、母に「こんな求人がある」と話したところ、当時母が働いていた会社の隣だったんです(笑)それで少し興味持って、面接を受けました。雰囲気の良さを感じていましたし、不合格になったら次のところを受けようと思っていたので、他は受けていませんでした。無事に受かったのでmusubiへ入社を決めました。

musubiでの様子(絵具を使った飾りを乾燥中)

-別の形態を知りたいとのことでしたが、ケアハウスとの違いはいかがですか?
大きくは変わらないと感じています。ケアハウスは、本来であれば介護度が軽い方が多いのですが、私が勤めていたケアハウスには重度の方もいらっしゃる環境でした。なので、幅広い介護度の方が入居されているmusubiと環境はあまり変わらないと感じています。
ただ、musubiでは52名の方々が入居されているので、覚えることが多いのは最初苦労しました。顔と名前を一致させるというだけでなく、その利用者様が嬉しいこと・嫌がることなど様々なことを把握していくことが大変でした。ケア以外の時間でお部屋に行って個別でお話をするいうほどの時間はなかなか無いので、ケアしながら会話をしてその方のことを知っていくということで乗り越えていました。

-musubiの雰囲気はどのように感じていますか?

スタッフ同士の仲が良いと感じています。前職では個人プレーが多かったこともあって、単に仕事場の人という感じだったので仲の良さはあまり感じていませんでした。musubiはプライベートでも遊んだり飲みに行ったりということがあり、距離感の近さを感じています。また、社内運動クラブ制度があるので、その部活で運動をするために集まるというだけでなく、一緒にUSJに行く計画をしたりということもあります。

-musubiでの飾り作りはいかがですか?
利用者様だけでなく、スタッフも「えー!めっちゃいいやん!」と喜んでくれます。何なら職員の方が喜んでくれるくらいです(笑)当初musubiには飾りが無かったので、何かあっても良いんじゃないかと思って、季節の飾りを作りました。
作っているときも楽しいですし、思い通りのものができたときは自分も嬉しいので、飾りを作るのは好きです。ぱっと見たときに真っ白な壁よりも何かあった方が可愛いし楽しいという考えと、喜んでいただけるのが嬉しいという想いは今も変わっていません。

-ご自身で考えて発信したことが歓迎される環境がありますね。飾り作りのアイデアはどこから得ていますか?
ネットで調べています。例えば、「提灯 作り方 画用紙」のようにワードを入れると、作り方の動画や写真が出てくるので、それを真似しています。飾りの写真をスタッフに見せて、「こんなのどうですか?」と聞いてみたりすることもあります。
材料は購入したレシートを見せるとmusubiで精算をしてもらえるので、自由度が広がっています。高いものであれば事前に相談は必要になるかと思いますが、基本的には使いたいと思ったものを100円ショップで購入しています。折り紙や小さい画用紙であれば、ネットショップよりも100円ショップの方が安い場合もありますし、色味も見れるので。例えば同じ黄色でも、直接手に取って見ると違いが分かって、1番欲しい黄色を購入することができます。大きい画用紙が欲しい場合は、ホーム長に話すとamazonなどのネットショップで見てくれます。

-利用者様と一緒に作ったものについて教えてください

桜、アジサイ、てるてる坊主、朝顔などの飾りを一緒に作りました。桜は、ピンクの輪をたくさん繋げて、しだれ桜にしたんです。自分が1人で作るのとはまた違う感じがあります。一緒に何かを作って、喜んでいただけるのがやっぱり嬉しいですね。

-一緒に作るときの難しさはどのようなところですか?
説明する時間や、一緒にやる時間、利用者様が作っているところを見ながらサポートをする時間など、私が1人で作るよりも色々な時間が必要なところです。アクト(レクリエーション)の時間として、他のケアと分けて設定しているわけではないので、基本的にはケアしながら行います。違う階のケアを回りながら、飾り作りをしている1階に降りてきたタイミングで様子見たりといった感じです。なので、飾り作りの様子を気にかけて一緒に見てくれるスタッフや、参加していない利用者様とコミュニケーションをとるスタッフなど、周りのスタッフの動きも様々です。musubiでも前職のケアハウスでも、ケアをしながら利用者様と一緒に飾りを作るというところは変わっていないので、結構忙しいというのはありますね(笑)

-「飾り作りと言えば長谷川さん」という感じになってきていますね
今年の8月にアシスタントが企画した夏祭りがあったのですが、「お祭りの飾りはあなたに任せるね」と言われていました。完全に飾り作りの人です(笑)今後は飾り作りだけではなく、お散歩など別のアクトをできたらいいなと思っています。この辺りを1周するだけでも、外に出た方がやはり季節感は感じられると思うので。外に出るなら1対1の体制になるかと思うので、一斉にお散歩ではなくても、希望される方と順番にお散歩に行けると良いですね。

夏祭りの様子(たこ焼きの屋台)

-長谷川さんはどのような人と働きたいですか?

仕事が丁寧な方と働きたいと思っています。musubiでは、フォローできるように人員配置がされているので、多少ケアが遅れてもカバーができるようになっています。フォロー用に配置されているスタッフが食事前の時間に食堂を見渡して、どの利用者様がいらっしゃらないかを考えて起床介助のフォローに入ったりといった形です。ケアのスピードが速い必要はないと思っているので、丁寧に利用者様と関わってくださる方がmusubiに入社していただければ嬉しいです。飾り作りや他のアクトに興味がある方に入社いただけたら、ぜひ一緒にやりたいと思っています!

住宅型有料老人ホームmusubiのスタッフ

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