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生まれて初めて共同浴場に行ったら沼った。

連日投稿!

書くのが面白すぎる。


今回は温泉の記事を書いてみたいと思います。

話は遡ること昨年2023.01.08 、当日夜勤明けのテンションで仕事終わりの午前4時頃、何を思い立ったのか佐賀県某市から私は長崎県雲仙市まで車を走らせた。
相当な距離ではあるが午前4時頃なのでスイスイと車は進んだ。

「何を思い立ったのか」と書いたが目的地は明確で以前から気になっていた雲仙市にある「脇浜共同温泉」に向かった。

一口で「温泉」と言っても種類は色々ある。
種類というか「どの層に受けるか変わる温泉」と言えば良いのだろうか。
どの層にもウケるような温泉、観光客が好む温泉、地元民が好む温泉、色々ある。

今回は所謂「地元民が好む温泉」だ。

「共同温泉」「公衆浴場」と聞くとやっぱり若者は抵抗があるのが正直なところだ。

因みに何故今回この脇浜共同温泉 が気になったのかというと「九州八十八湯」というものに掲載されていて当湯が「塩湯」であることと湯船のレトロ具合に惹かれたからである。

「九州八十八湯とは何なのか?」ざっくり紹介すると
九州には魅力的な温泉がたくさんあるがあえて八十八湯に絞ったので入ってみてね と紹介してあるもの。
公式サイトあります!!


午前5時40分頃到着。
ここは朝5時からやっているのも有難い。
「流石にこんな早くからおる奴なんていないだろう」と思いながら玄関をあけると先客の靴があり考えが甘かったと軽く絶望した。

玄関開けたら素敵な昔ながらの公衆浴場フロントと券売機が。
思わず撮影してしまったレトロ過ぎるロッカー。

入浴料は驚きの200円!
こういう良い温泉ほどお安いのはどんなカラクリなのか、有難い限りです。
この1枚目の右端の奥側に番頭の方がいらっしゃって「ああ、本当に私はいけないところ(温泉沼)へ来てしまったんだな」とまた逆に良い意味で絶望した。

とりあえずこの夜勤明けの疲れを取ろうとお湯に浸かりたい一心で受付を済ませドアを開けると素敵なロッカーが出迎えてくれました。

「本当にあるんだ!!こんな昔ながらのものが!!」

物凄く感動して というのはしょうもないかもしれないけれど本当に感動して思わず写真を撮ってしまいました。



そういえば今後温泉記事を書く上で大事だと思うのでしつこく言うんですが、私は温泉・更衣室の写真を載せることがあると思うのですが全部撮影をして良いか温泉のスタッフさん側に許可を得てます。

意外と断られる温泉施設さんもあります。
というか断られるのが当たり前なのかもな とすら感じますが。
ただ体感上撮って良いと言う温泉施設さんとだめだと言う温泉施設さんも割合的には半分ぐらいなんですよね。
佐賀県佐賀市の山奥の古湯温泉界隈の鶴霊泉さんなんかは喜んで撮って下さいと言って下さり、インスタとかにもどんどん載せて下さい!と言われてました。

かと思いきや「温泉の湯船を撮るなんてとんでもない」というニュアンスで断られることも勿論あります。

とある温泉施設さんは、
たまたま電話でその旨を聞いた時に女将さんが出られたのですが「温泉記録として撮ってもらえるのは大変嬉しいのですがこの間りゅうちぇるさんがネットの誹謗中傷とかが原因で亡くなられたでしょう?大袈裟かもしれないけれどうちはみんながみんな好むような湯船の見た目をしていないからそういうマイナスな意見を持たれるのが怖いです(軽く要約しました 7分くらい真剣に話して下さりました。」
という感じで結構湯船の撮影に関しては施設ごとに認識が違う印象を受けています。

当然ですが湯船の写真を撮るということは入浴室にカメラを持ち込むということなのでそれがNGというのは一目瞭然なのである。

あとは⬆️でも触れた通り今はネット社会なのでセンシティブな部分もあるのだろうな というのはなんとなく肌で感じました。

写真撮影をするのが好きな私なので素敵な湯船に出会ったら撮影したくなるんですがこれからも素敵な湯船を事前情報で見かけたら撮影の許可はしっかり取っていきたいと思います。

まるで撮影が目的かのような言い方をしているけれど当然温泉も大好きなので温泉自体もちゃんと満喫していこうと思います!



かなり脱線したので取り戻し!


湯船の写真について馬鹿みたいに書いた割には今回は先客がいらっしゃったので今回はロッカーしか撮影しませんでした。
また愛用カメラで撮りに行ってみたいです。
本当に素敵な湯船なので。

公式サイトを載せておきます。

肝心の温泉レポです。

まず事前情報として得ておくべきだったのだがシャンプー・ボディソープが無く持参式の温泉でした。

このタイプの温泉に出会ったのは初めてでシャワーの前で呆然としていると入浴中のおば様が声をかけて下さった。
「もしかしてシャンプー持ってないの??」
また別のおば様が続いて
「私の貸しますよ」
また別のおば様が
「私のでも良いですよ」

.....
「(めちゃくちゃ有難いけれど物凄く申し訳無い!!)」

だがこのThe 地元民空間の溢れる空間の中になんにも知らない他県の若者が1人、ボディソープもシャンプーも使わずに入るなんてこの湯を汚すような行為は決して許されないのである。

私はどのおば様の持参されたものなのか分からないものをありがとうございます、ありがとうございますと頭を下げながら使うことにした。


もう温泉好きの中では当たり前かもしれないけれど
事前にシャンプー・ボディソープが設置されてるか否かなんて事前に調べておくべきです!

皆さんフレンドリーで本当に助かったあ。
ありがとう、雲仙市小浜町の地元ユーザー様たち。

肝心の肝心の泉質です!
最高でした!! 本当に「塩湯」でした。
ポカポカになります。

それよりも衝撃的だったのが皆さんコップを持参されていて湯口にコップを置いてごくごくと飲んでいくこと。

そんな光景見たことがない。
この日以来いろいろ公衆浴場にも行ったが今のところここだけだ。
もしもこのnoteを見た方でそんな温泉が別にもありましたよ という方がいらっしゃいましたら私に教えて下さい。

しかし泉質は超最高だが居心地がどうも悪い。
皆さん本当にフレンドリーでこの当時私以外に3人の方がいらっしゃったが私以外顔馴染みのある方のようで平気で目の前で地元トークが繰り広げられていく。
ただ本当に良い方達でたまに私にも話を振ってくださった。

ただ「他地域の公民館に裸足であがっている」感が凄いのである。
本当に落ち着かない。

温泉といえば落ち着く場所なはずだが.....

とどこかまた絶望しながら
「ただこういう温泉は多分他地域の方言に名前で触れられる絶好のチャンスなんだな」とまたどこか呑気にポジティブにいくことにした。
隣県だがやはり方言は違って、そこがまた面白いなあと本気で感じる。

公衆浴場初日だったが今となっては本当にこの考えは良いなと思うし、もはや「他地域の方言に生で触れるために」公衆浴場に行くというのが目的の一部分になってきている気もする。

公衆浴場って超ローカルな公民館、憩いの場なんだろうな。
そういうのを本気で感じた日でした。

やっぱり落ち着かなくて10分も浸らずに出てしまったのだがその後も長くポカポカ具合が続いて1月の朝という寒い時期には最高の温泉でした。

もう1年と約半年前になるけれどまた行きたい温泉の1つです。

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