愛おしさ100%!な音楽映画、ここにあり。



こんにちは。

さっき何気なく映画を見たんですが、なんだかじんわりと暖かい余韻に包まれて幸せ気分なので、その気持ちを忘れないように書いておきたいと思います。

🎥Hearts Beat Loud🎥

邦題「ハーツ・ビート・ラウド たびだちのうた」



元バンドマンの父フランクと医者を目指す娘サムがバンドを組む話。舞台はNY、ブルックリン。
音楽が好きな全ての人におすすめしたい映画。
オリジナル曲が最高なのです。


2年ほど前に初めてDVDで見て、当時は「なんか良いなぁ〜」という感覚で終わっていたのですが、今回急にまた見たくなって再鑑賞。ラストシーンでボロ泣き💧

まさか泣くとは思ってなかったので、ティッシュを隣に置いておかなかったことを後悔しました。


とはいえ劇中のオリジナル曲は最初見た時からコンスタントに聴き返していたので、鼻歌で歌えるくらいには覚えていました。
この曲たちが、シンプルだけど温度を持っていて映画のストーリーも相まってグッとくるのです。。

サム役のカーシー・クレモンズの歌声がすこぶる良い。
終盤のライブシーンは最高の一言。


この映画はフランクが経営しているレコード屋を閉店するところから始まるのですが、そのどこか哀愁漂う感じとは裏腹に登場人物全員がとにかく愛おしい!というのを見終わって1番に感じました。

悪者なんて1人もいないし、とにかくみんな一生懸命に生きてて、でも思い通りにいくことなんて殆どなくて。。それでも前に進もうとする登場人物たち、皆んなまとめて抱きしめたい!

中でもこの映画を見て初めて知って好きになった俳優さんが、サムの恋人ローズ役を演じたサシャ・レーンという人で、この映画の中で1番好きな人物かもしれない。

その後、Lewis Capaldiの大ヒット曲「Before You Go」のMVに出演しているのを知った時は大歓喜でした。


間違いなく映画の愛おし度を爆上げするのに一役かっている。あのドレッドヘア、いつか真似したい。。

サムとイチャイチャしてるシーンも、ライブを見ている笑顔も、ラストシーンの涙も全てが美しくて愛おしかった。



音楽映画というと、大成功を収めた大物アーティストの伝記とか、少年が恋を実らせるべくバンドを組んじゃう青春物語とか、夢や希望を描いたものが多い印象があるけれど、ハーツ・ビート・ラウドは長年やってきたお店の閉店、大学進学と独り立ちなどそれぞれの人生の中の1つの「終わり」に向き合うための心情表現として音楽が描かれている。
それがリアリティを持って沢山の人の共感を得る作品になったんじゃないかと思う。

上手く言えないけれど、すごく日常的な音楽映画だなと思います。


インディー映画故、アメリカっぽい派手さはあまりないけれど、画面の色彩やストーリー、曲、登場人物たちから溢れ出るじんわりした暖かさが、曇り空の日常に少しの希望を添えてくれる心温まる映画なので是非見てみてください🎞

レコード屋に並ぶ名盤のジャケットを確認しながら見るのも楽しいです♪


そして、映画のホームページには日本のレコードショップの店員さんたちが「もしこの映画のレコード屋の店員だったらオススメしたいレコード」をコメント付きで紹介していてほっこりしました☺️


製作陣、登場人物たちからの音楽愛がうかがえる愛すべき作品。

また絶対に見返すだろうということは明白なのでDVD買おうか検討中です。アイ ニード マネー。



最後に映画のサントラ貼っておきますね。




それでは。



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