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なゐ

2024年、年明けて久々のnote更新。

今年の抱負などを書こうか、などと思っていた夕方に地震発生。「令和六年能登半島地震」と名付けられたとの報道も聞こえてくる。

震源地から離れた関西でも大きくはないが揺れが。船の揺れにも似たゆったりした長い時間の揺れに、13年前の東日本大震災を思い出す。

実家が新潟なので、老母や兄夫婦の安否が心配だったが、18時ごろには連絡も取れて一安心する。

能登半島は以前の仕事でゆかりが(少しだが)あった土地。現時点では被害の全体的な状況がまだ判明していないが、被害が少ないことを心から願うばかり。

短歌を詠む/読むようになって、「短歌ならではの言葉」というものにいくつか出会った。「はつなつ」は特によく言われる言葉だろう。

なゐ」という言葉が「地震」を意味することを知ったのも、短歌に親しむようになってからだ(もちろん私が無学だからこれまで知らなかっただけとも言えるが)。

少し調べてみたら「なゐ」だけでは「大地」や「地盤」を意味するだけで、「なゐふる」としてはじめて「地震」を意味する、という話もあるらしい。この辺りはもう少し詳しく調べてみないとわからない。

言葉は学んでも学んでもわからないことが出てくる。面白くもあり、怖くもある。

こんな時にそんな調べ物をして、自らの心の平穏を保とうとしている自分に気づく。

テレビの災害情報やSNSの情報が少し心を苛み始めたので、実家からの続報を待ちつつ、今からは少し離れて、好きな音楽でも聴いて今夜を過ごそうと思う。


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