6月29日 こんなところに明治の遺産が!?
みなさん、こんにちは。しょうたろうです。
今日は瓦葺掛樋という不思議な遺産についてご紹介します。
埼玉県には見沼代用水という用水路があります。この用水路は行田市の利根大堰から取水され、埼玉県の東部を縦断し、東京都足立区に注ぐものです。
(この見沼代用水は今後何回かご紹介します)
さて用水路を作る時に元々あった川と交差してしまうときはどうするのでしょうか??
そういうときは道路と同じく立体交差にするのです!!こうして作られた水路の立体交差のことを樋と呼びます。
かつては多くの樋がありましたが、現在ではほとんどがコンクリート製のものに変わってしまいました。
そんな中明治時代の赤レンガ造りの樋が残っているところがあるのです!
それが上尾市にある瓦葺掛樋です。
ここは見沼代用水と綾瀬川という河川が交差するポイントで、見沼代用水のほうが綾瀬川の上を通っていました。
んん??草むらの中に赤レンガの建築物があるぞ?
近くまで来ると水路だった形状がわかりますね!!
この瓦葺掛樋は江戸時代は木造で作られ、明治時代にこの赤レンガ造りで作られました。現在では用水路自体は川の底を通っているそうですが、遺産としてこの赤レンガは残っています。
明治時代の土木遺産は山深い山中にあることが多いですが、こうして身近に歩いていける範囲で見ることができることはとても貴重です!
意外と身の回りには明治の遺産があるものです。探して見ると面白いですよ!!
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