【サロンから見る音楽史】 vol.5 啓蒙思想・政治的サロン
宮廷で盛んに王がたたえられている影では…
のちのフランス革命へと繋がる〈談話サロン〉が最盛期を迎えてきます。もちろん水面下で。
《ベルサイユのばら》を読んだ方たちだったら、このあたりからもうワクワク胸騒ぎでしょう。
ランブイエ侯爵夫人もそうであったように、教養豊かな貴婦人たちの開くサロンは驚くほどに知的で、時代を先取りしていました。
貴婦人の開くサロンのなかで、この時期18世紀の代表的な常連客といえば、ヴォルテールやモンテスキューなどの自由啓蒙思想家たち…
すごいメンバー。
こういったところには、しばしば政治家も参加していました。
のちのちサロンという場が、権力者たちに警戒される存在になっていくのは納得です。
それにしても、これほどの影響力を集めていける才知に長けた貴婦人たち、いろんな思惑はあったでしょうが (腹黒いものも…😇) 、感服します。
クラシック音楽を届け、伝え続けていくことが夢です。これまで頂いたものは人道支援寄付金(ADRA、UNICEF、日本赤十字社)に充てさせて頂きました。今後とも宜しくお願いします。 深貝理紗子 https://risakofukagai-official.jimdofree.com/